いま知っておくべきアメリカのインフルエンサーは、この3人!

  • 文:長谷川安曇
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若者たちに支持され、絶大な影響力をもつインフルエンサーたち。アメリカではいま、どのような人物に注目が集まっているのだろうか? 政治家、活動家、ユーチューバーと、さまざまな分野で活躍するインフルエンサーを3人ピックアップしてみた。


アレクサンドリア・オカシオ=コルテス

photo: AP/Aflo

「AOC」の名で知られる、現在アメリカで最も影響力をもっている政治家のひとり。元バーテンダーという異色の経歴で、ブロンクス選挙区で大御所ジョー・クローリーを破って民主党下院候補に選出。続いて共和党候補を破り、女性として史上最年少の29歳で合衆国下院議員に選出された。共和党のテッド・ヨーホー議員から「ファッキン・ビッチ」と呼ばれた後に行ったスピーチでは、社会全体で女性蔑視が蔓延している問題を指摘。世界各国で絶賛された。


シェ・バスティーダ

photo: Getty Images

「アメリカのグレタ・トゥーンベリ」と呼ばれる、メキシコ出身の18歳の環境保護活動家。ニューヨークの環境保護団体「リ・アース・イニシアティブ」の共同設立者だ。高校の環境クラブに参加したことをきっかけに、政治家に手紙を書きプラスティック包装をすべて禁止するように求め、学校ストライキを開始。気候正義や先住権に対しても声をあげ、2019年に彼女が呼びかけた気候ストではニューヨークに30万人もが集まった。国連の気候サミットにもアル・ゴアと登壇。


ライアン・カジ

photo: AFP/Aflo

過去3年連続で、最も稼いだわずか9歳の驚異のユーチューバー。その年収、なんと30億円! 日本人の父とベトナム系アメリカ人の母をもつ。当初は親戚におもちゃで遊ぶ彼を見せようと投稿したビデオだったが、人気に火がつき、現在は『ライアンズ・ワールド』というDIYアートやクラフト、理科実験を自宅で行う番組に。双子の妹も一家総出で出演し、総登録者数2800万人を超える大ヒット。巨大なシャボン玉のつくり方など、実際に試してみたくなるコンテンツがいっぱい。