BUZZ PEOPLE バズピ
令和の時代を切り拓くのはこの人
“自分らしさ”を信じて、20歳を目前に突如覚醒した髙橋ひかる。
2019年の秋から3カ月間の休養を取り、20年の年始に活動を再開した髙橋ひかるさんは、以前とは明らかに様子の違う「バズピ(BUZZ PEOPLE)」へと姿を変えていた。12歳で「全日本国民的美少女コンテスト」のグランプリを受賞して以降、いわゆる正統派路線で順風満帆の活動を続けてきた彼女だが、復帰すると同時に「深夜ラジオ愛」「ボディビル愛」「オタク気質」などなど、従来のイメージを覆すキャラクターを次々と発動させ、バラエティ番組などで圧倒的な存在感をアピールするようになった。ついに覚醒した令和最強の美少女は、今後いったいどんな活躍を見せてくれるのか。いま彼女の頭の中に渦巻いているいろんなことを、根掘り葉掘り聞き出した。
──今年は女優業以外にも、バラエティ番組や雑誌『Ray』の専属モデルなど、いろんなジャンルのお仕事で活躍されましたね。以前よりも大分元気にパワーアップしている印象ですが、なにか休養中に心境の変化でも?
髙橋:そうですね。休養明けは高校を卒業するタイミングとも重なり、正直これからどうなっていくんだろうって不安に思ったこともありますが、実際に走り出してみると、ちょっと時間を空けたことで気持ちがすっきりして、自分がいまやるべきことに集中できたと思います。以前までは、始まりが“国民的美少女”だったということもあり、清楚で可憐な女の子像を表現しなきゃって、どこか頑張っている自分もいました。でも「周りに求められるキャラクターは無視しちゃってもいんじゃない?」って言ってくれる人もいて、もっとありのままの自分を出す勇気をもらえました。
──ただ、いきなり自分を出そうとしても、果たしてそれが正解なのか、自分らしさが受け止めてもらえるのか、不安になったりしませんか?
髙橋:逆に、番組などに出させていただいても、思っていることをうまく言葉で伝えられずに黙ってしまったり、いい子ちゃんぶったり、本当はもっと自分を出したいのに出し切れない不甲斐なさに悩んだ時期もありました。だから前までは仕事に対して“義務感”と言ったらネガティブに聞こえるかもしれませんが、純粋に楽しめていたかというと、やっぱり必死に頑張っているという意識のほうが勝っていたかもしれません。でも最近はバラエティ番組やモデルのお仕事で、同じ方々とチームのように長い間ずっと一緒にお仕事をさせていただける環境にも恵まれ、もっと自分らしさを出していいんだなって、自然に思えるようになりました。