女神のバックラインをもつ、筋トレ女子の最新形。

女神のバックラインをもつ、筋トレ女子の最新形。

写真:廣瀬順二 文:佐野慎悟

vol.35
宮河マヤ
バックラインスタイリスト

バックラインのスペシャリストとはいえ、フロントラインもこの通り。カーヴィーなボディラインを保ちつつ、程よく引き締まったお腹がヘルシーだ。

画面一杯に収められた健康的な美ボディの持ち主は、バックラインスタイリストやプロダイエットアドバイザーと、いかにも健康そうな肩書きを連ねる宮河マヤさん。特に男性読者は「バックラインスタイリストとは?」と疑問に思うだろうが、要は、後ろ姿に特化したボディメイキングを指導してくれるスペシャリストということ。彼女がバックラインのボディメイキングを頑張っている様子がインスタグラムで話題となり、じわじわと増え続けたフォロワーがいまでは約30万人。彼女自身のバックラインの写真は、あえてもう少しだけオアズケとさせてもらうが、その美しさとかっこよさを見れば、バックラインの重要性は一目瞭然だ。

「もともとお尻の形がコンプレックスだったんですが、あえてその部分をさらけ出して、努力を続ける様子を包み隠さず表に出したことで、みなさんから応援していただけるようになりました」と、マヤさんは語る。

彼女がバズっている理由は、ほかにもある。これまでに彼女のインスタに登場した有名人のレベルが、なんだかすごいのだ。マット・デイモン、ユアン・マクレガー、ロバート・デ・ニーロといった映画スターをはじめ、最近ではバスケ好きならよだれが止まらないような、NBAのレジェンドや現役スター選手まで。世界中の誰もが、会いたいと思っても絶対に会えないようなスーパーセレブに彼女が会えている理由は、このあとゆっくりと、写真を交えてじっくりと、あくまでも人体の造形美に対する学術的な考察を前提とした、公明正大な観察を進めながら粛々と紹介していこう。

もともとはテレビのバラエティ番組などに出演することも多かったマヤさんだが、自分の立ち位置がなかなか見つけられないでいたそうだ。「ただ受け身で仕事を待っているよりも、コンプレックスだったお尻を鍛えて、自分を磨いていることを積極的に発信していくようにしたら、当初思っていた方向ではなく、自分が本当に行きたいと思う方向に、どんどん道が開けていくようになりました」

お待ちかね。マヤさんの伝家の宝刀、日々のトレーニングによって磨き上げられた、女神のバックラインをご堪能あれ。普段から“言霊”の力を信じていているマヤさんは、自分がやりたいと思うことは積極的に周りに伝えて、その実現に向けて努力を惜しまないそうだ。「きっかけとなったのが、大好きなマット・デイモンへのインタビューです。プライベートでハリウッドに行った時に、「マット・デイモンに会いたい!」って何度も言っていたら、帰国してから数週間で、マット・デイモンへのインタビューのオファーが来たんです。インタビューの仕事なんて、一度もしたことがなかったのに!(笑)」

マヤさんのシグネチャーフォームと言えるのが、このオーバーヘッド・ワイドスクワット。脚やお尻だけでなく、上半身や体幹も鍛えられる効率的なスクワットだ。ぜひ引き締まった背中の美しさにも注目してほしい。

オランダと日本のハーフでもともとバイリンガルなマヤさんは、ネイティブな英語を生かしてマット・デイモンへのインタビューを見事に成功させた。さらにエミー賞授賞式の取材にも抜擢されたマヤさんは、臆することなく数々のハリウッドセレブへのインタビューを敢行。スーパースターたちへのインタビューという分野で、圧倒的な才能を見せつけたのだ。

「自分はイエスかノーかの性格だから、できないことはできない、と思い込んでいました。でも、できないっていうのは、自分に言い聞かせているだけかもしれない。自分自身ができない理由をつくっているだけかもしれない。そう思うようになってからは、実現が難しそうなことでも、自分を信じてポジティブに進み続けるように心がけました。無理だって諦めて、なにもやらないでただ待っているよりも、ボディメイキングして綺麗になれば、また前進する勇気が湧いてきます」

そんなマヤさんは、NBAのスター選手へのインタビューでも活躍中。「もともとバスケは好きでしたが、言ってしまえば俄かファンでした。でもどうしてもこの仕事をやりたくて、NBAのことを猛勉強していくうちに、どっぷりとその魅力にハマってしまいました(笑)」

マヤさんはこれまで、日本でも絶大な人気を誇るステフィン・カリーをはじめ、昨年のMVPヤニス・アデトクンボ、ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウエストブルックといった、NBA専門の記者でも滅多にインタビューできないような現役スーパースターたちにインタビューしてきた他、“シャック”の愛称で知られるシャキール・オニールや、ディケンべ・ムトンボ、トニー・パーカーといった、マニアも唸るようなレジェンドたちも総ざらいで取材している。

俄かファンとはいえ、もともとバスケ界のレジェンドであるコービー・ブライアントが大好きだったマヤさんには、コービーと言う名の愛犬(シバ犬)がいるそうだ。1月初めの取材時にはまだ、その月末に全世界のバスケファンを悲しませる不慮の事故が起きるとは、まったく想像もしていなかった。マヤさんは速報が流れたその日に、1ファンとして自身のインスタで哀悼のコメントを投稿した。

パーソナルトレーナーとして、バックラインに特化したボディメイキングをサポートするマヤさん。トークショーやセミナーも積極的に行なっている。3月7日(土)には千葉商工会議所で開催される「スミセイ ウエルネス セミナー」にてトークショーとセミナーを、14日(土)には渋谷ストリームで開催される「LIFE TUNING DAYS」でセミナーを開催予定。

今年で30歳を迎えるマヤさんだが、バックラインの美しさは磨かれていくばかり。「30を超えても、40になっても、バンバンお尻を出していくつもり。これを見ている女性たちにも、絶対に諦めないで、自分のやりたいことにチャレンジする勇気を持ってもらえたら嬉しいです。It's your life. Do what you wanna do!」

Q1
普段どのようにSNSを活用していますか?
A
主に仕事のブランディングとして。
Q2
好きな食べ物は?
A
ライチ、担々麺、餃子
Q3
よく行くお店は?
A
ねぎし、大戸屋
Q4
趣味は?
A
筋トレ(バックライン、お尻ワークアウト)、NBA、Netflix
Q5
好きな映画は?
A
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ボヘミアン・ラプソディ』
Q6
好きな音楽は?
A
K-POP、洋楽
Q7
理想的な休日の過ごし方は?
A
午前中ジム → 家でゆっくり過ごすこと(映画、勉強)
Q8
好きな男性、もしくは女性のタイプは?
A
真面目で何事にも一生懸命な人。
Q9
愛用しているカメラの機種は?
A
SONY α 7Ⅱ
Q10
尊敬する人は?
A
Q11
自分らしくいるための、あなたのモットーは?
A
軸をブラさずに、自分の信じた道を進み続ける! 周りがなんと言おうとも!
Q12
逆境に陥った時にはどうやって立ち直る?
A
良い意味で自意識過剰でいること。
Q13
仕事で得た最大の教訓は?
A
誰と組むかが大切!
Q14
世の中にもっと増えたらいいのにと思うものは?
A
トレーニングがライフスタイルに組み込まれている人々が増えること。
Q15
いままでSNSで反響が大きかった投稿は?
A
被写体が大きい投稿w
Q16
SNSでなにか失敗をしたことは? そこから得た教訓は?
A
位置情報のタグ付けには気をつけてます。
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