謎に包まれた“ゲス極”のライバルバンドで、唯一正体を明...

謎に包まれた“ゲス極”のライバルバンドで、唯一正体を明かしたドラマー未由。

写真:廣瀬順二 文:佐野慎悟

vol.33
未由
ドラマー

ゲスの極み乙女。のライバルバンド、人選のセンスのメンバーは、川谷絵音氏がネット上で発掘したアマチュアミュージシャンたち。2020年1月現在、ドラマーの未由さん以外のメンバーは謎のまま。

ボーイッシュなショートカットがお似合いの未由(ミユ)さんは、ロックバンド、ゲスの極み乙女。(以下ゲス極)の公式ライバルバンドとして昨年の6月にデビューした「人選のセンス」というバンドのドラマー。デビューシングル『私以外私じゃないの2』が発表された時点では、そのメンバーは一切“謎”とされていたが、昨年末に開催されたゲス極のワンマンツアー「変人大集合」では、ついに未由さんだけがその正体を公開した。

実は未由さん、元々は銀行員として働いていた脱サラドラマー。2017年9月から、インスタグラムで好きな曲の演奏動画を投稿するという地道な活動を続けていた彼女に、大きな転機が訪れたのが19年の始めのこと。突如ゲス極の川谷絵音氏から招集がかかり、ライバルバンドの結成を持ちかけられたのだ。

かねてからゲス極が大好きで、インスタでも度々彼らの曲をカバーしていた未由さんは、その千載一遇のチャンスを逃さなかった。その後の急展開は先述の通り。半年後にはファーストシングルを発表し、そのまた半年後には、憧れ続けたバンドのツアーファイナルという檜舞台で、満員の大観衆を前に堂々のパフォーマンスを披露した。

リハーサルスタジオに閉じこもり、ただがむしゃらにドラムを叩いていたひとりの少女のサクセスストーリーは、いままさにいちばんの見所を迎えている。

ヘアスタイルを頻繁に変える未由さん。この日は髪の色に合わせてマロンカラーでスタイリング。街中を散歩した後は、スタジオに入ってドラムプレイを披露してもらう予定。 

その前にちょっとだけ寄り道。公園の芝生の上にラグを敷いて、のんびりピクニック気分。そのお供に選んだのが……。

アツアツの焼き芋❤︎  冬場にドラマーの命となる手と指を温めるには、出来立ての焼き芋が最適(?)。そろそろドラムプレイを拝見したいところだが……。

ようやくスタジオに向かい始めた未由さん、街中の壁画が気になってまたしばし足止め。

ようやくスタジオ入りしてドラムスティックを手にした途端、なにかが乗り移ったようにアグレッシブな演奏を始めた未由さん。

人選のセンスの『私以外私じゃないの2』を、口ずさみつつノリノリで演奏。未由さん以外のメンバーの発表にも期待が高まる。

Q1
普段どのようにSNSを活用していますか?
A
メイク、髪、ファッションの投稿を見て 参考にしています。
Q2
好きな食べ物は?
A
うなぎ
Q3
よく行くお店は?
A
楽天市場
Q4
趣味は?
A
旅行、映画鑑賞
Q5
好きな映画は?
A
ミュージカル映画
Q6
好きな音楽は?
A
邦楽
Q7
理想的な休日の過ごし方は?
A
海外に行ってまったりする。
Q8
愛用しているカメラの機種は?
A
iPhone
Q9
最も尊敬する人は?
A
5人の子供を育てあげた母。
Q10
自分らしくいるためのモットーは?
A
自分の気持ちに正直でいること。 たくさん笑うこと。
Q11
逆境に陥った時にはどうやって立ち直る?
A
その先にいいことが必ず待ってるから 自分を信じて頑張り続ける!
Q12
いままでSNSで反響が大きかった投稿は?
A
ドラムのカバー動画
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