“腸”くだらな過ぎて愛おしい、映画「バッド・マイロ!」で盛り上がろう。
『バッド・マイロ!』の主人公、マイロは、平凡なサラリーマン、ダンカンの腸にできたストレス性腫瘍です。理由はわかりませんが(そんなものは、はっきりいってないのですが)、腸の中でモンスターとして成長し、うんうん唸りながらダンカンがトイレで大の方をすると、その大とともに体外に押し出され、人間界を徘徊し、人を食い、こっそりダンカンの腸に「Go Home」するのです。
はじめはこっそりやっていたその行動も、人を食べるごとに成長し、大をする度に失神するほどになってしまうダンカンに、ついにマイロは見つかってしまいます。どうしてかわからないのですが、ダンカンはマイロを受け入れます。「マイロ、いい子だ、帰っておいで」とパンツを脱ぐダンカン。その「Go Home」の様子は、逆出産に似ていて、なんとも男たちのアソコをモゾモゾと不思議な感覚が襲います。
とにかく脈絡のないストーリー、バカバカしくって、深みも感動もクソもないのですが(本当のクソにはいろいろ縁はあるのですが)、このマイロが意味もなくかわいくて、年末のお酒と与太話が進むのは、間違いないです。(Pen編集部)
そのくらい適当な設定もまた、この映画の魅力。ちなみに確認しておきますが、これは怪奇連続殺人の物語です(笑)。とにかくマイロが腸カワイイです。
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『バッド・マイロ!』
監督:ジェイコブ・ボーン
出演:ケン・マリーノ、ジリアン・ジェイコブス
2013年 アメリカ映画 1時間25分 配給:カルチュア・パブリッシャーズ、武蔵野エンタテインメント
12月20日(土)~新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー