ナウマンゾウの家族と謎の海獣が見られる! 「太古の哺乳類展」は7月12日から。
約1億2000万年前、恐竜の繁栄の影でひっそりと暮らす原始的な小動物だった哺乳類は、恐竜の死滅後に進化を遂げ、マンモスのような巨大動物までも生み出しました。今回の展覧会では日本中から集まった約170点の貴重な化石標本が並びますが、なかでも目玉はオスとメスのおとなと子ども、計3体の「ナウマンゾウ」の全身復元骨格が、家族に見立てて一緒に展示されること。加えて、日本の水辺に生息し、約1300万年前に絶滅した海棲哺乳類パレオパラドキシアの世界的に貴重な化石標本も展示されます。名前はラテン語で「古い、不思議な生きもの」の意。秩父地方で発掘された実物化石標本は、埼玉県の天然記念物にも指定されています。
さらに太古の日本で暮らしていたゾウたち、ナウマンゾウのほかにもミエゾウやアケボノゾウなどの化石を展示、「ゾウの楽園」が復活します。今年は恐竜ではなく哺乳類の「古代の動物園」へ、タイムスリップをお楽しみください。(Pen編集部)
『太古の哺乳類展―日本の化石でたどる進化と絶滅―』
7月12日(土)~10月5日(日)
国立科学博物館
東京都台東区上野公園 7-20
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9時~17時(月~木、土、日)
9時~20時(金)
※夏休み特別開館延長の8月9日(土)~8月17日(日)は9時~18時、8月15日(金)は9時~20時まで
(入場は閉館の30分前まで)
休館日:7月14日(月)、9月1日(月)、9月8日(月)、9月16日(火)、9月29日(月)、
料金:一般・大学生¥1600、小・中・高校生¥600
www.honyu-rui.com