国際社会で、日本人は「3S」と 言われているのを知っていますか?

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    国際社会で日本人は一般的に3S(silent, smiling, sleeping)つまり、「静か、微笑んでいる、寝ている」と言われているのだとか。日本人に向けられる先入観を覆して、自分の主張と存在を示すにはどんなことが必要なのだろう?

    この本は、国際機関やNGOでキャリアを積んできた30~40代の17人が執筆。世界各国、とりわけ紛争地などハードな局面に晒されている地域での勤務を通じて感じた「海外で働くということ」の難しさとやりがいの両面を描いています。

    相手国の文化を尊重しながら仕事を進めること、日本では考えられない理不尽な状況との向き合い方など、これから海外で仕事をする人にとって、知っておきたいことばかり。

    さらに、著者たちが何よりも大事だというのは、「笑い」。国ごとに違う笑いのツボを見抜くことで、仲間との距離が縮まり、仕事がグッと前に進むのだそう。砲弾が飛び交うような状況下では、小難しい理論を振りかざすよりも、「3S」を脱ぎ捨て、笑いをとれる人のほうがプレゼンスを高められるのでしょう。国際社会を生き抜くために本当に必要なことを教えてくれる1冊です。(Pen編集部)


    世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」
    長嶺義宣・外山聖子[編]国際機関で働く若手実務家17人[著]
    定価:本体¥1500+税
    http://books.hankyu-com.co.jp/list/detail/1442/