1970年代築、国家黎明期の名建築を救え!
近年、海外の建築家による高層ビルが乱立するこの街で、国家の黎明期である1970年代前半に自国の建築家が手がけた歴史的建築物を守ろうとする動きが起こっている。73年にウィリアム・リムらが建てた複合ビル「ゴールデンマイル・コンプレックス」や、76年に完成した高層住宅「パールバンク・アパートメント」などがその代表例だ。若手建築家グループが、解体の危機にあるこれらの建築を保存すべきだと国に嘆願書を提出した他、写真家のダレン・ソーは、都市の原風景をつくった建築物をテーマにした写真展『すべてがなくなる前に』を開催。各方面から反響を呼んでいる。名建築の存亡の行方は果たしてどうなるのか、見守りたい。HPはこちらから→www.goldenmilecomplex.sg