30年ぶりにともに暮らす父子の思いが胸を打つ、イスラエル映画『靴ひも』。

30年ぶりにともに暮らす父子の思いが胸を打つ、イスラエル映画『靴ひも』。

文:細谷美香

©Transfax Film Productions

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】

元妻の突然の死によって、発達障害をもつ息子と30年ぶりに一緒に住むことになったルーベン。人懐こいがこだわりの強い息子との暮らしに当惑しながらも情が芽生えた時、ルーベンは末期の腎不全と診断された。10年前に監督が聞いた、ある親子の実話からインスパイアされたという本作。靴ひもを結ぶシーンからふたりの関係の変化と絆が痛いほど伝わり、互いを思いやる親子の姿に胸が締め付けられる。



ベネツィア国際映画祭銀獅子賞『スパイの妻』。

韓国発のベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』を映画化。

ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに、芸術家の覚醒を描く

『靴ひも』
監督/ヤコブ・ゴールドヴァッサー
出演/ネボ・キムヒ、ドヴ・グリックマンほか 2018年 イスラエル映画
1時間43分 10月17日よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開。
https://www.magichour.co.jp/kutsuhimo/

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