人の心を捉える曲づくりには、目新しさと軽薄さが必要だ!

  • 文:今泉愛子
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『コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史』 矢野利裕 著 Pヴァイン ¥2,268(税込)

日本のポピュラー音楽の歴史をコミックソングでたどるとなにが見えてくるのか。本書でいうコミックソングとは、ウケを狙ったものや目新しい音楽のこと。著者は明治・大正期の「オッペケペー節」、戦後の「東京ブギウギ」などつかみが上手い音楽を紹介。さらにザ・ドリフターズの新規性、YMOの自己演出、小室哲哉の優位性、ピコ太郎の出現までを緻密につなぐ。目新しさとある種の軽薄さが、人の心を惹きつけることがよくわかる。


フランス人写真家・シャルル・フレジェ が捉えた、ペルーやハイチで仮装する踊り子の姿。

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迷宮入り事件の調査から見えた、真の異文化理解に必要なこと。