女性誌で撮影するスチールカメラマンとして活躍していた50代の著者は、ある日ドローンを手にし、テレビカメラマンと知り合う。それがきっかけで「ドローンカメラマン」としてのキャリアをスタート。ドローンを手にイランへと渡って塩の洞窟を探検したり、オマーンやシリアで取材したりとこれまでとはまったく違う現場を体験する。自分は一体なにがしたいのか自問する日々……。いまやドローン撮影の第一人者である彼が、一からスタートを切り奮闘する姿は、実に泥くさい。
情報が乱舞する21世紀で‟本当の思考”をするために、手元に置いておきたい一冊。
フランスで100万部の大ヒット、その理由を編み方の妙に見た。