おこもり消費の売れ筋は、シェフのレシピ本。
コロナ禍の影響で、北京でも自宅で食事をする人が増え、調理器具やレシピ本が飛ぶように売れている。なかでも台湾出身のスターシェフ、劉一帆(リウ・イーファン)の著書『我的菜(ウォ・ダツァイ)』はベストセラーランキングを快走中だ。
劉は、ロンドンのサヴォイホテル「ザ・グリル」のスーシェフをはじめ、ドバイやインドの高級ホテルで指揮を執ってきた。2012年からは「頂級厨師(ディンジチュウシ)」など数々の料理番組で辛口がウリの審査員を務め、中国国内では高い知名度を誇るスターシェフだ。彼にとって初となる今回の著作は、西洋料理に中華のアレンジを加えたオリジナリティあふれるレシピが満載で、合間に挟んだ辛口のエッセイも必読。自宅にこもって料理に目覚めた人に好評だ。