海岸沿いに続く、市民のための遊歩道が完成。
バルセロナの海岸沿いに新たな散策スポットが誕生した。バルセロナの海岸のシンボルとも言えるホテル「W バルセロナ」の足元にあるロサ・ダルツ・ベンツ広場から西にまっすぐと延びる、全長400mにおよぶ遊歩道「防波堤新通り」だ。その最終地点にはバルセロナを360度見渡せる展望台がある。実はその昔、バルセロナ港に橋が築かれるまでは、実際に「旧」防波堤通りがここに存在し、地元の人々が散歩したり、釣り糸を垂らす憩いの場所だった。この「失った市民の公共スペースを取り戻すため」にバルセロナ市と民間企業が乗り出して再生したというわけだ。遊歩道は今後も拡張を続け、さらに7900㎡におよぶ公共スペースが追加される予定だ。