【Penが選んだ、今月の観るべき1本】
次期社長の座をめぐって権力争いが勃発した老舗出版社。専務によって改革が進められる中、廃刊のピンチに陥った雑誌の編集長が起死回生の策を実行に移す。原作は『罪の声』が映画化されて話題を呼んだ塩田武士が、大泉洋を主人公に据えて書き下ろした同名ミステリー。文芸誌やカルチャー誌の裏側を舞台に、大御所作家や若手作家、消えた作家までも巻き込んで描かれる、先読みできない出版エンターテイメントだ。
世界の映画賞を続々と受賞、韓国系移民を描く話題作『ミナリ』。
『騙し絵の牙』
監督/吉田大八
出演/大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市ほか
2021年 日本映画 1時間53分 3月26日より丸の内ピカデリーほかにて公開。
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