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2020.05.12
『男らしさの終焉』 グレイソン・ペリー 著 小磯洋光 訳 フィルムアート社 ¥2,200(税込)
【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
著者はイギリスのアーティストで、異性の装いを嗜好するトランスヴェスタイトの男性。自身が女性の格好をするのは、男性への無意識の拒絶だと分析する。本書では、権力志向の強い「デフォルトマン」や社会の変化に適応していない「オールドスクールマン」が社会に与える悪影響を指摘し、男性が他者と共存するためには、傷ついていい権利や弱くなる権利の行使が大切だと説く。実はそれは、男性がよりラクに生きる方法でもあるのだ。
グラフィックノベルで初、ブッカー賞候補作の衝撃とは?
なぜインディアンがカジノを? 部族と国家の歴史をひも解く。
人類と木との関係を壮大に描く、リチャード・パワーズによるピュリツァー賞受賞作。