善と悪の狭間で赦しについて問いかける、映画『聖なる犯罪者』。
【Penが選んだ、今月の観るべき1本】
前科者は聖職者になれないことを理解しながらも、神父になることを願うダニエル。ふと立ち寄った教会で起きた勘違いから司祭を任されることになった彼は、しだいに村人たちから信用されるようになるが……。ポーランドの鬼才、ヤン・コマサ監督による、実話を基にした人間ドラマ。真実と偽り、聖と俗、善と悪。あらゆる相反するものを危うい均衡で差し出しながら、赦しについての物語を描き出した。
美術館で出合えた“奇跡”に思いを馳せる、絵画をテーマにした映画4選。
『聖なる犯罪者』
監督/ヤン・コマサ
出演/バルトシュ・ビィエレニア、エリーザ・リチェムブルほか 2019年
ポーランド・フランス合作映画 1時間55分
1月15日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。
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