動植物を飼いならした結果、ヒトも家畜化している⁉
【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
人間は動物を飼育し植物を栽培することで、より効率的に食糧として利用できるようにした。人類学者の著者は、イヌやニワトリ、コムギなど10種類の動植物を例に、その過程でなにが起きたかを解説。乳牛は産乳量が増え、コムギは粒が大きくなったが、動植物をある型にはめれば種は多様性を失い脆弱になる。衝撃的なのは、ヒトも家畜化しているという指摘だ。社会性を身に付け、攻撃性が低くなったヒトの未来を、改めて問いかける。
【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
人間は動物を飼育し植物を栽培することで、より効率的に食糧として利用できるようにした。人類学者の著者は、イヌやニワトリ、コムギなど10種類の動植物を例に、その過程でなにが起きたかを解説。乳牛は産乳量が増え、コムギは粒が大きくなったが、動植物をある型にはめれば種は多様性を失い脆弱になる。衝撃的なのは、ヒトも家畜化しているという指摘だ。社会性を身に付け、攻撃性が低くなったヒトの未来を、改めて問いかける。
自宅でも職場でも外出先でも、手に触れるモノや使った道具にシュッとひと吹きできるスプレータイプの除菌剤は、常に手元に置きたい便利なアイテム。従来品はアルコールや次亜塩素酸ナトリウムによるものが主流だが、匂いや刺激が強かったり火気や金属に反応したりと、なにかと使いづらい点があったのも事実だ。
日常の中で除菌剤を使うことが当たり前のアクションとなったいま、求められるのはもっと気軽で安心できる、新しい除菌のカタチ。そんな声に応えるのが、アース製薬の「N.act」である。優れた除菌・抗菌効果を発揮しながら、ほぼ水に近い成分で幅広く使える新システム「MA-T」を採用。実はこのシステム、空港や医療機関、宿泊施設などで既に導入済みだが、そうしたプロユースの除菌を家庭でも行えるよう商品化されたのがN.actなのだ。
アルコールフリーで無香料のため、調理中のキッチンやマスクなど肌に直接触れるものに使用することも可能。知的で清潔感のあるブルーグレーのボトルは、自宅のリビングにもオフィス空間にもさりげなくフィットする。
情報にシビアな医師をはじめ、持ち物にこだわりのあるクリエイターら3人のスペシャリストも納得のN.act。この「進化した除菌」で、清潔な暮らしをアップデートさせよう。
要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T)は、主成分の水性ラジカルが菌やウイルスに接すると活性化し、除去する仕組み。必要な分だけ継続して反応するので、ガスや匂いが発生しない。使用環境により異なるが、抗菌効果は1週間続く。
※すべてのウイルス・菌を除去するわけではありません。
朝の情報番組「スッキリ」や「NewsPicks」などのメディアに出演し、わかりやすく的確な解説で知られる感染症専門医の佐藤昭裕。細菌・ウイルス研究の最前線に立つ彼は、除菌の新システムMA-Tの開発と新商品N.actの誕生について、純粋な驚きと可能性を感じているという。「除菌に対する一般認識が、それほど高くなかった頃からすると、感慨深いです。アルコールと次亜塩素酸ナトリウムの二大製剤に加えて、第三の存在となり得る可能性をもった除菌システムが、強く求められているということ。私もかつては院内感染の現場で、高価なアルコール製剤の代替品を提案するなどさまざまな指導をしていましたが、誰もあまり興味がなくて(笑)。みなが除菌の選択肢に関心をもち、日常で使われ出したことに驚いています」
最もシンプルな接触感染対策は「誰かが触ったモノに触れたら、その手で顔を触らない」こと。さらに手指を洗うのはもちろん、身のまわりの気になるところを除菌できれば、安心感が増す。N.actは、いままで除菌が行き届かなかったモノに使えるのが画期的だと、佐藤は評価する。
「たとえば、洗濯しにくいソファやベッドなどの布にスプレーできるのは便利です。水のように抵抗感のない使い心地で、日常に取り入れやすい。私は水泳をやっていたので、次亜塩素酸ナトリウム特有のプールを思わせる匂いには慣れていますが、そういった匂いがないのもいい。アルコールのような揮発性がないので、広範囲の拭き掃除にも向いています」今後、除菌はリスクを減らすための新たな習慣だと佐藤は言う。
「心配なのは、いまは敏感な人たちの習慣がだんだん鈍感になっていくのではないかということ。感染対策に嫌気が差さないよう、楽しく続けることが大事です」
いつでもどこでも、気分よく安心して使えるサステイナブルな除菌剤へのニーズは、ますます高まっていくだろう。
狛犬や麒麟などの神獣を、風や火焔(かえん)といった万物流転のモチーフとともに力強い筆致で描き出す、アーティストの小松美羽。ライブペイントや海外での活動でも知られ、精力的に作品を発表している。最近は海外にもなかなか行けず、アトリエでの制作に集中しているという彼女。大型の絵の搬出入もあれば、スタッフの出入りも多いため、普段から除菌には気を配っている。
「アトリエの作業テーブルを除菌剤で拭き上げてから、制作に取りかかります。けっこう汚れるし粉末状の画材も扱うので、広範囲に使用できるスプレータイプは使いやすくていいですね」
愛犬と同居しており、遊んであげることが、制作中の気分転換。ネズミも飼っているので、除菌アイテムは小動物のいる場所にも安心して使えることが条件だ。
「N.actは水とほぼ同じ成分なのに、除菌はもちろん、消臭効果があるところが気に入っています。ワンちゃん用のグッズの除菌にも使えるし、私の作業スペースに彼らの匂いがついても、水拭きと同じ感覚で消臭できるのが気持ちいい。動物たちは快・不快を言葉で表現できない分、人間が気をつけて選んであげないといけない。大切な子たちなので、安心できるものを使いたいですね」制作の前には祈りや瞑想で心を落ち着かせ、五感を清らかに研ぎ澄ます。アトリエは木の家具で統一し、インテリアに馴染む色合いのものしか置かない。
「感受性で絵を描いているので、除菌スプレーも感性に響くものを見つけたい。自分だけでなく家に来る人みんなに安心してもらうためのアイテムだから、デザインって大事です。N.actのボトルのやわらかな雰囲気は、落ち着きがあって好きですね」
JR新宿駅の新南口エリア一帯の再開発や、パブリックアートを配した東口駅前広場の設計など、注目のプロジェクトを手がけている建築家の大野力。最近ではリモートワークの比重が高まっているが、それでも仕事を円滑に進めるには、現場に出て大勢の人と関わることが重要だと感じている。
「素材を触ったり現場の状況を確認したりと、モノづくりをしていく上ではリモートでは対応できないことも多々あります。事務所でも現場でも除菌対策をとりながら、リモートでできる仕事とリアルな作業とを選別しています。
職業柄、空間にあるプロダクトやちょっとした置き物にもつい目が行ってしまうという大野。いまや建物のエントランスや商業施設のあちこちで目にする除菌ボトルの存在を、建築家としてどのように捉えているのだろうか。
「以前の日常をもとにした空間のしつらいが、現時点での都市の姿。そこにいまは即席で除菌ボトルが置かれていますが、今後の設計では、除菌という行為の存在が前提になっていきます。新しい生活の振る舞いが加わったことで、空間デザインが変わるきっかけになるかもしれません」
自身の事務所でも、共用の道具やみんなで触る模型をもっとスマートに除菌できたらいいと語る。N.actなら金奥から布までさまざまな素材に対応し、医療機関や空港、介護施設で業務用として使われる成分を含む点にも、信頼感を覚えるという。
「プロの現場で採用されるものには安心感があります。デザインも、水が99%という製品のキャラクターを感じさせるカラーリングが印象的。手に馴染みやすいなめらかなパッケージとか、主張しすぎない適度なサイズ感もフレンドリーだと思います」
肌の洗浄・保湿ができるタイプも展開
左から、「N.act 肌用クリーンミスト」200mℓ、「N.act 肌用クリーンミスト 携帯用」50mℓ(ともにオープン価格)。肌に直接使用できるタイプもラインアップ。手指だけでなく全身の洗浄と保湿に使えて、ノンアルコール・無香料。水とほぼ同等の成分なので肌荒れする心配がないだけでなく、使用することで肌の水分量をアップさせる保湿効果も期待される。