2016.06.29
定価1,222円(本体1,111円)

完全保存版

いまだから、赤塚不二夫

Contents

ギャグ漫画に命を懸け、生涯に6万枚以上の原稿を描き、 500以上の作品を残した、不世出の漫画家・赤塚不二夫。 『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『もーれつア太郎』 『天才バカボン』『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』…… いまも読み継がれる赤塚作品は、決して古びることなく、 さまざまなクリエイターに影響を与え、読む人を幸せにする。 「みんなより一番劣ってると思ってればいいんだよ」とは、 赤塚不二夫が、あるインタビューで答えた言葉だ。 面白い漫画を追求するために、常に謙虚であったその姿勢。 赤塚不二夫の生き方には、多くのヒントが詰まっている。 現代のニッポンにこそ、赤塚不二夫は必要なのだ。

目次

いまだから、赤塚不二夫


赤塚不二夫の生涯を、詳細な年譜で辿る。

脈々と受け継がれる、赤塚不二夫のDNA

祖父江 慎 グラフィックデザイナー |

誰かが笑えばそれでいい、バカに命を懸けた希有な存在。

会田 誠 美術家 | その先が崖であっても、突っ込んでいく潔さに憧れる。

四方田犬彦 エッセイスト/批評家 | 赤塚不二夫作品にみる、満洲の影。

<Tribute Works for Fujio Akatsuka>   丸山誠司 イラストレーター

甲本ヒロト ミュージシャン |

リミッターが外れた感覚は、読まなきゃわからない。

柴田元幸 米文学者/翻訳家 | 赤塚マンガを感じさせる、アメリカ文学。

町田 康 作家 | 赤塚作品も『宇治拾遺物語』も、常識からの解毒剤。

椹木野衣 美術評論家 | 恐怖さえ覚える、アナーキーな世界観。


アラーキー、赤塚不二夫を撮る。

【対談】

 江口寿史漫画家/イラストレーター)×大地丙太郎(アニメーション監督)

ギャグ漫画家としての、赤塚不二夫を語る。

<Tribute Works for Fujio Akatsuka> 最果タヒ 詩人/小説家


いつ読んでも面白い、お薦めの作品ガイド

『おそ松くん』 泉 麻人 コラムニスト

『ひみつのアッコちゃん』 大森美香 脚本家

『もーれつア太郎』渋谷直角 漫画家/コラムニスト

<Tribute Works for Fujio Akatsuka>  大原大次郎  グラフィックデザイナー

『天才バカボン』 FROGMAN 映像クリエイター

『レッツラゴン』喰 始 WAHAHA本舗主宰

そのほかの気になる作品も、要チェック!

<Tribute Works for Fujio Akatsuka>  山本さほ  漫画家


【対談】

五十嵐隆夫 (『天才バカボン』初代担当編集者)×赤塚りえ子 (フジオ・プロダクション代表取締役)

漫画の師匠であり、人生の師匠でもあった。

【対談】

坂田 明ミュージシャン)×赤塚りえ子 (フジオ・プロダクション代表取締役)

意味をぶっ壊し、存在自体がパンクだった。


 久住昌之 漫画家/音楽家赤塚不二夫が愛した町を、のんびりと歩く。

<Tribute Works for Fujio Akatsuka>  カレー沢 薫  漫画家/コラムニスト

記憶に残る、赤塚アニメを振り返る。

『おそ松さん』は、なぜ面白いのか?

アニメーション監督 藤田陽一 思いつくものは、すべてやり切りました。

<Tribute Works for Fujio Akatsuka>  米田渉&畠山祐二  フォトグラファー&レタッチャー


シチュエーション提案 キノ・イグルー

赤塚不二夫が好きな映画を、こんなシチュエーションで。

生誕80周年記念で開催された、さまざまなイベント

チェックしておきたい、赤塚不二夫の情報あれこれ。

一話完全収録

原画で味わう『天才バカボン』「 わしの天才がバカになったのだ」

赤塚不二夫の漫画を、いますぐ読みたいなら。

思い出が甦る、『 おそ松くん』コレクション

こんなグッズがあれば、毎日が楽しくなる。