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2012.05.15
定価628円(本体571円)

日本文化の「粋」が息づく、

花街の秘密。

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Contents

着物も、畳も、日本家屋も馴染みの薄いものになりつつある現代、日本文化のともし火を守り続ける土地がある。芸者と料亭が息づく「花街」だ。東京には新橋、赤坂、芳町、神楽坂、浅草、向島、八王子などの花街があるが、なかでも「芸の新橋」は、そのレベルの高さで知られる。そして、厳しい鍛錬を積む芸者衆の至芸を堪能できる場が料亭だ。季節のうつろいを床飾りや料理に映し、日本の誇るもてなしの心で客を迎える。Penはこのたび、銀座七丁目あたりから築地界隈に広がる新橋の花柳界に初潜入。料亭の秘められたる空間美、珠玉の器と料理の取り合わせ、器や茶道具など眼福の所蔵品、そして芸者衆の日常生活までをカメラに収めた。歴史の最前戦で戦う男たちが、杯を酌み交わしてきた大広間。日本文化の粋をきわめた世界を、誌上で体感してほしい。

目次

東都の花街の歴史は、いかに築かれたか。

料亭とは? 芸者とは? 花柳界とは?

料亭の遊び方を、小山薫堂が体験する。

東京屈指の花街、新橋を知っているか。

新喜楽|ついにベールを脱いだ、知られざる名料亭。
東京吉兆|茶の湯に根ざした、日本料理の頂点。
新ばし 金田中|受け継ぐ伝統を、いまの流儀に合わせて発信。
米村|「江戸割烹」で満喫する、日本人である喜び。
やま祢|博多の華やぎを伝える、力強い“ふく”の味。

女性のパワーが、料亭文化の支えです。

もてなしの場を演出する、プロの心得。

名だたる巨匠が、芸をさらに高めた。

新橋芸者の新星、「きみ鶴」の日常に密着。

新橋の名妓は、国民的スターだった。

待合の風情を残す、隠れ家で過ごす宵。

粋なお姐さんが待つ、大人限定の酒場。

新橋演舞場で、「東をどり」を体感する。

【第2特集】 ロシアが誇る美の殿堂へ、 エルミタージュ美術館。

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