谷川俊太郎の「ことば」は、普遍的である。詩をはじめ、絵本、翻訳、校歌まで、
出合いや形はさまざまに、谷川俊太郎という詩人が生み出してきたことばは、
老若男女問わず、私たちみんなの暮らしのそこここに息づいている。
4月から東京・立川のPLAY! MUSEUMで『谷川俊太郎 絵本★百貨展』もスタートし、全国を巡回。
今回、展覧会の見どころから、インタビューはもちろん、ご自宅で見つけた思いが宿った品々、
そして、谷川作品を愛してやまない10代から101歳までの俳優・作家・ミュージシャンらが登場し、
思い出の谷川作品について語ってくれた。いつの時代も古びることなく語りかけてくれる、
谷川俊太郎の「ことば」をいま改めて見つめ直し、その魅力を未来へとつなげたい。
目次
みんなの谷川俊太郎
- ことばを体験する展覧会、
谷川俊太郎の絵本の世界 - 宇宙の手触りを求めて、ことばを紡ぎ続ける
谷川邸で見つけた、輝きを放つ愛しきものたち - 世界を広げ、みんなとつながることばの力
- あらゆる世代を魅了する、谷川作品の魅力とは?
- 書くこととことばについて、いま僕たちが思うこと
- 「最大級に透明な詩人」最果タヒ
谷川俊太郎さんとの思い出を綴る 沢野ひとし
若き日のスナップが伝える、詩人の出発点 - 綴じ込み付録
谷川俊太郎作品選集
1952-2023 - ほか
心とことば:枡野俊明(僧侶)
子どもとことば:増田喜昭(「メリーゴーランド」店主)、筒井大介(絵本編集者)
裸とことば:下田昌克(画家)
死とことば:徳永 進(医師)
マヒトゥ・ザ・ピーポー(音楽家)/坂本美雨(ミュージシャン)
藤巻亮太(ミュージシャン)/皆川 明(ミナ ペルホネン デザイナー)
広瀬 弦(イラストレーター)/阿川佐和子(エッセイスト・作家)
しりあがり寿(漫画家)/刈谷政則(編集者)/池田澄子(俳人)
ウィリアム・I・エリオット(詩人・翻訳家)/柚木沙弥郎(染色家・アーティスト)