木という素材が持つ魅力を引き出したカトラリーや器、オブジェなどが、国内外から高い評価を受けている木工作家・吉川和人さん。吉川さんのものづくりの深奥に触れるべく、三重県の山奥、日本でも有数の透明度を誇る川の側に新しくできた新工房「森へ行く日」へ吉川さんを訪ねた。
知られざるマイスターたちを紹介していく動画シリーズ「Portrait of Meister そこに、匠の技がある」。第3回に紹介するのは木工の匠、吉川和人さん。
器、カトラリー、家具などを手がける木工作家の吉川和人さん。ひとつとして同じもののない吉川さんの木工作品に触れると、まるで森の記憶そのものに触れているような心地よさを感じる。その作品はギャラリーからレストラン、個人のコレクターから高い評価を受けている。
東京・世田谷の工房に加えて、2019年からは三重に新工房「森へ行く日」を構えた。近くに広大な山林を所有するトヨタ自動車のバックアップを受けながら、人と森とを繋ぐ活動をはじめている。吉川さんのものづくりの深奥に触れるべく、三重の「森へ行く日」を訪れた。
ここには確かな“匠の技”がある。