腕時計ブランド「TRUME」に各界の識者が迫る連載企画。第10回はファッションディレクターの森岡弘さんがスタイルを軸に語ってくれました。
TRUME(トゥルーム)は、エプソンが立ち上げた新コンセプトウオッチのブランド。さまざまなセンサーを搭載しながらも、その表現をすべてアナログの針で行うという大胆な発想で注目を集めています。そのセカンドモデルが新たに登場。海をテーマとした本モデルを、ファッションディレクターの森岡弘さんに使ってもらい、そのインプレッションを語ってもらいました。
パーソナリティを、 如実に表す腕時計。
ファッション誌のコーディネートをはじめ、コスチュームデザインやセレブのパーソナルスタイリングも手がける森岡弘さん。服の世界から世の中を見つめることで、この時代を生きる人々の欲していることが感じ取れるといいます。
「僕の世代ではイタリアやイギリスがいいもので、日本製はその次という意識があったと思いますが、いまはイーブンにものを見て判断する時代です。ものとの付き合い方をブランドのものさしではなく、自分にとってのベストを選ぶという価値観です」
1ページめで、森岡氏が日常で愛用するアクセサリーとともにある腕時計。それがエプソンの新コンセプトウオッチ、TRUME(トゥルーム)です。一見すると普遍的なデザイン。しかし、エプソンの業容を支えるコア技術である各種のセンシングデバイスが高密度に実装されています。高精度GPSセンサー、気圧・高度センサー、方位センサーを内蔵し、正確な時刻やタイムゾーンの獲得に加え、時計を超えた計測器としても機能。実はエプソンのお家芸は高精度の電子部品製造にとどまりません。その歴史をたどれば創業時から腕時計を革新し続け、設計・開発・デザインから組み立てまで、ほぼすべてを自社で完結できる稀有な企業でもあります。
裏方として培ってきた実力を、自社ブランドで発揮。
「このアクセサリーもそうですが、スーツやバッグなどの世界でも、それぞれの業界を支えてきた実力のある会社が、自社のノウハウで一番いいものを自らのブランドとしてつくる流れがあります。それを楽しめる意識の高い人が増えています。腕時計は服以上にその人の中身が垣間見られるもの。TRUMEは、それを使う人の価値観を語ってくれる腕時計だと思います」
エプソンのもつ多様なセンシング技術を1本の腕時計に凝縮しながら、計測結果はあえて文字盤のアナログ針だけで表示されます。この高度に電子化されたメカニズムは徹底的な省電力の仕様であり、ライトチャージシステムで駆動されるので電池交換は不要です。
「僕はアナログ好きですけど、機械式の手巻きの腕時計を整備して使うようなことは苦手です。針はあるけれど、放っておいても動き続けてくれるのはありがたいですね。アナログの気分を面倒なしに使えるのは大歓迎です」
ところで、ここまでの高機能を満載した腕時計はオーバースペックと捉えられてしまう危険性はないでしょうか?
「ものに対して愛着をもってもらえるのは、深掘りをしているからだと思うんですよ。一流品とは、自分のスタイルづくりに対して寄り添ってくれるもの。人によってはこれだけの機能はいらないと言うかもしれない。でも、好きな人にとっては機能を愛でるというか、操作しなくても楽しめると思うんです。特に男性には一時的な流行という意味でのファッションよりも、自分の信じるスタイルのほうが重要だと思います。そういう意味での面白さがTRUMEにはありそうですね」
森岡氏が見据える現在進行形のスタイリングは、基本を守りながら5人が大好きで5人が大嫌いと反応するようなアイテムを意図的に盛り込んだもの。すべての人が普通と評価するものは個性や存在感が薄く、新しい時代では求められなくなってゆくからです。
「ブラックのモデルは、ジャケットに合いそうですね。ノーネクタイやカジュアルダウンの日にも自己表現のための強力なツールになると思います」
エプソン創業以来の技術を結集し、自らの価値観、スタイルを大切にするユーザーとともに歩みだす腕時計。それがTRUMEなのです。
問い合わせ先/エプソン販売株式会社 TEL:050-3155-8285
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.1はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.2はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.3はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.4はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.5はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.6はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.7はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.8はこちらから。
【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.9はこちらから。