料理研究家として家庭料理の大切さ、和食の考え方をわかりやすく伝える土井善晴さんに「カラダ、気持ちいいおいしさ。」をコンセプトに、この春新しくなった「淡麗グリーンラベル」を体験してもらった。プロの目線で語ってくれた、味わいの第一印象とは。
スイス、フランスでフランス料理を学び、帰国後は日本料理店でいちから修業をした土井善晴さん。1992年に「おいしいもの研究所」を設立し、変化する食文化と周辺を考察しながら家庭料理の本質と日本らしい食のあり方を発信し続けている。和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも評価が高まっている昨今、私たち日本人は和食についてもっと知るべきだと、土井さんは言う。
「みんながいいというからおいしいというのではいけない。料理をするという作業は、相手のことを考え、自然のことを考えること。つまり、そこには関係性が生まれます。自分が食べたいものだけを考えていては、おいしさの幅は広がらないんです」。誰かのために料理をつくったり、つくってもらったり、大切なのは関係性なのだという。「いい食材に出合ったらそれをいかに調理するか、それに合わせてなにを飲むのか。誰とどういうシーンで食事をするのか。その場その場で最善のものを選んでいくのが、その人のセンスといえるでしょう」。そう語る土井さんに、2020年の春に新しくなった「淡麗グリーンラベル」を飲んでもらった。
時代を象徴するモダンな味わい
「コクと甘みのバランスがよく、切れ味がいい。時代を象徴するおいしさですね」と、淡麗グリーンラベルの第一印象を語る土井さん。「味にまとまりがあるから安心して飲める。キンキンに冷やさなくても、おいしくいただけますね。料理との相性もよさそうです。これからの季節なら、鮎の塩焼きなどが合うでしょう」と土井さん。「和食のおいしさを表現するときに使われるのが、キレ味、すっきりという言葉なんですが、これはビールにもよく使われますし、日本酒においてもしかり。つまり、醸造にかかわっている人たちはそこにこだわるんですね」
新しくなった淡麗グリーンラベルを「モダンな味」と評する土井さん。「喉ごしなど食感で飲むタイプもあるけれど、これはより味覚を楽しむタイプ。お料理との関係性もつくりやすいから、食中でも楽しめる。一方、食事とは切り離して単体で集中して味わう楽しみ方もできる。これがいまの時代のスタンダードな味だと感じます」。いまや世界中の料理とお酒が日本に輸入され、食の選択肢が広がったからこそ、和食の特性が語れるようになったと土井さんは続ける。「今晩の食卓になぜ淡麗グリーンラベルを選んだのか? 自分はどんな味をおいしいと思うのか? それを自分自身で判断することで、我々の思考は深まるんじゃないかと思うんですよ」
ホップ配合のバランスを調整し、炭酸ガス圧をアップすることで、爽やかな香りを保ちつつ、飲みごたえが強化された淡麗グリーンラベル。「おいしさの表現は、口に出さずとも、みんなが笑顔で楽しそうにしていたらそれで十分なんです。五感を使っておいしさを見極める——それは料理人だけでなく、食べたり飲んだりする側にも必要なクリエイションと言えるのではないでしょうか」と話す土井さん。美食があふれる現代において、情報に惑わされず味覚を研ぎ澄まし、自分なりの“おいしい感性”を磨きたい。
よりおいしさに磨きをかけた、新・淡麗グリーンラベル
ビールで使用可能な原料のみを使用し、ビール と同じ醸造工程でつくられる淡麗グリーンラベルは、おいしさを損なうことなく糖質70%オフ*を実現。爽やかなおいしさは日常の食卓ではもちろん、天気のいい日は屋外でも飲みたくなる。
「淡麗グリーンラベル」
容量/容器:缶350mℓ、缶500mℓ
アルコール分:4.5%
酒税法上の区分:発泡酒
オープン価格
*糖質70%オフ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)による。
問い合わせ先/キリンビール お客様相談室
TEL:0120-111-560(平日10時~16時)※土、日、祝除く
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