THOM BROWNE / トム ブラウン
2018年 春夏 メンズ・コレクション
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スーツ用の生地で仕立てた、
男性向けワンピース -
メンズの領域を広げる、
ノースリーブドレス -
スカートとハイヒール靴で、
新しいレイヤードスタイル
「なぜ男性が女性の服を着てはいけないのでしょう?」という明確な疑問から生まれた、一般社会へ投げかけるコンセプチュアルなコレクションです。民族衣装のような例外を除き、女性用とみなされてきたスカート、ワンピース、ハイヒールの靴などが従来型のメンズテーラリングと組み合わされてルックを形成しています。袖がカットされたノースリーブのシャツやコートも、女性向けとされてきた服です。ただし、ここにあるのは凡庸なジェンダーレススタイルではありません。どのアイテムも “フェミニン” ではなく、極めてシャープで精悍な印象さえ感じさせるものです。“男性の女性化” という単純な文脈では語り得ない、新時代のメンズワードローブが創造されています。