Paul Smith / ポール・スミス
2020年 春夏 メンズ・コレクション
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ルーズなダブルスーツは、
インナーをスポーティに。 -
今シーズンの色彩は、
ポップアートのイメージ -
カジュアルルックも、
ボクシーなシルエット
この春夏のポール・スミスのショーでは、様々なスタイルのテーラードジャケットが並んだ。どのジャケットも着丈が腰を覆う長さでラペル幅も広い。テーパードシルエットのパンツの裾はダブついて靴に被さっている。デザイナーのポール・スミスが1970代にニューヨークを訪れたとき、ジャケットを自由に着るアーティストたちのクリエイティブな姿を目にしたことから着想されたコレクションだ。パステル調の色彩も、当時のポップアートがイメージされている。ルーズなフィッティングも70年代も、現在のトレンドに合致するテイストだ。ただし服の素材は軽くアレンジされ、より着やすく進化している。ジャケットのインナーもタイドアップせずスポーツウエアを組ませれば、ポール・スミス流スタイルの完成だ。