MARNI / マルニ
2018-19年 秋冬 メンズ・コレクション
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レザージャケットの上で、
猿の図案が踊る。 -
ブランケットを巻き付ける、
“旅” の1シーン -
どのルックも足元は、
ソックスの重ね履き。
どれが一着のアイテムなのか判別にしくいほど重ね着をして、シルエットを丸っこく量感たっぷりにつくり上げたマルニ。一見すると無秩序に見える今回のデザインの裏には、「旅の記録」というイメージがあります。といっても、飛行機のファーストクラスに乗り、一流ホテルに滞在するような旅ではありません。インドネシア、アフリカ、中国などを歩き巡りながら、寒さをしのぐために、現地で調達した服飾品をごちゃ混ぜにして身につけるような行動が表現されているのです。猿や鍵の図案が服を飾り、ときにはブランケットを身体に巻き付けたルックも登場。一方で、グローバル化やデジタル化が進んだ今、旅は実際に現地に行かずともデジタルを通じて各国を旅をすることも可能となり、このコレクションではリアルとバーチャルの旅の両方を表現。さまざまな人の旅の記録がコレクションソースになっているため、ショーではさまざまな国のスタイルが登場しています。