Maison Margiela / メゾン マルジェラ
2021年 春夏 メンズ・コレクション
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レイヤーとカットの技術で
濡れたようなルックを表現。 -
破かれ濡らされ、
解放された服。 -
フォーマルなコートから、
フリルが顔を出す。
世界中でロックダウンが起き、人同士の繋がりの大切さが再認識されている現在の社会風潮を踏まえ、人の協調をタンゴに象徴させて表現したメゾン マルジェラの「Co-Edコレクション」。タンゴの激しいダンスは古い魂を解き放ち、前に進もうとする強い熱情を刺激することから、デザインにも力強さがふんだんに取り入れられた。フォーマルコートは切り裂かれ、中からフリルが顔を出してテーラリングを揺り動かす。服が解体されて、ひとつのピースに再構築された服は、服の構造を露わにして複雑なレイヤーを描く。破かれたり、濡れたり(ウェットルック)した服を着る人は制約から開放され、自由な生き方に突き進んでいるかのようだ。