LOEWE / ロエベ
2020-21年 秋冬 メンズ・コレクション
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人気のバルーンバッグの
メンズ版が新登場。 -
エプロンドレスを
アクセサリーとして足して。 -
肩幅が狭くハイウエストの
女性的なAラインコート
ロエベのクリエイティブ ディレクターを務めるジョナサン・アンダーソンは、2013年前後に自身のブランドで男女の服装の違いをなくす「ジェンダーレス」を打ち出し、一躍モード界のスターデザイナーになった人物だ。彼が手がける今季のロエベメンズも、スカートのように見えるアーミーショーツ、裸の上に羽織ったかのように見えるAラインのウールコート、テイラードのセットアップにシャイニーなエプロンをあわせてドレス風に見せかけたものなど性差があいまいだ。これらを男性的な顔つきのモデルに着せ、ジェンダー自体はしっかりと肯定するのがアンダーソンの個性である。アイテムのプロポーションは誇張され、異質なディテールが付け加えられた。モデルが手に持つ新作バッグも、様々な素材が使われた大小サイズのエレファントバッグをはじめ、ウィメンズで人気のアイコニックな「バルーンバッグ」のメンズ版といった自由な発想でクリエイトされている。