DRIES VAN NOTEN / ドリス ヴァン ノッテン
2020-21年 秋冬 メンズ・コレクション
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ロックミュージシャンの
ムードや色気が漂う。 -
ウエストをシェイプさせた、
男性的なシルエット表現。 -
異素材や異なる色を、
自由にコーディネート
1980年代初頭に活動したパンク・ロックバンドのラモーンズ、ニューヨーク・ドールズといったミュージシャンの粗野で退廃的な色気のある着こなしが鍵になる、今季のドリス・ヴァン・ノッテン。「舞台はストリート。ルールを気にすることなく、得体の知れない、野性的で抜け目のない、無意識に生まれるあらゆるスタイル。一般的な常識や枠から外れ、社会のしきたりや慣習に対する反抗的な態度」(リリース文より抜粋)。光沢のあるベルベットを使った夜向けの服と、トラッドなチェック柄の服が混在する自由な着こなしは、まさしくミュージシャンのよう。全体的にウエストはベルトなどでシェイプされ、広い肩幅を強調するようにメリハリのあるシルエットを生んでいる。近年のトレンドであるジェンダーレスとは目線が異なる、男性的な魅力にあふれたコレクションだ。