ALEXANDER McQUEEN /
アレキサンダー・マックイーン
2020-21年 秋冬 メンズ・コレクション
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視覚効果のある、
幾何学的なセットアップ -
アトリエで描かれた、
アザミの柄を半身に。 -
パンク音楽にも通じる、
スカル柄のニット
拠点であるイギリスにインスパイアされた服づくりに誇りをもつアレキサンダー・マックイーン。国ごとのファッションスタイルの差が薄まりつつある現在において、アイデンティティを明確に打ち出す姿勢が頼もしい。今季もシャープな英国流テーラリングによるフォーマル表現が軸になっている。騙し絵のように重ね着の視覚効果のあるジャケット+パンツのセットアップの足元は、イギリスならではの労働者シューズふうのスチールトゥシューズ。ジャケットやコート、パンツの上下は、イングランド北部の岩や土といった風景から着想したグラフィカルな柄で飾られた。カジュアルなアイテムではスカル柄のニットやオーバーオールも登場。パンク音楽的なアプローチもイギリスの流儀だ。