ALEXANDER McQUEEN /
アレキサンダー・マックイーン
2019年 春夏 メンズ・コレクション
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細ストライプスーツに、
ショートトレンチを羽織って。 -
アートな色をまとった、
ライダーススタイル -
赤と黒のバイカラーで、
エレガンスをグラフィカルに。
イギリスのブランドとして、自国の伝統に基づいた服づくりを行うアレキサンダーマックイーン。そのスタイルは、今季も健在です。どのアイテムもテーラリング発想がベースにあります。ゆったりと服を着る世界的なトレンドには迎合せず、独自のエレガンスが提示されました。ジャケットは高い位置でウエストが強く絞られ、パンツもスリム。足元はレザーシューズで、スクエアトゥのボリュームがある形。ベージュのトレンチコート、ストライプのスーツといった、典型的なイギリス服にデザインを加えたアイテムが並ぶ中で、ペンキを塗ったような強烈な色彩の服も登場しています。この色は、20世紀のアイルランド出身の画家、フランシス・ベーコンにインスパイアされたもの。奇怪な人物を描いた画家の世界観が、コレクションに大きな動きをもたらしています。