ALEXANDER McQUEEN /
アレキサンダー・マックイーン
2017-18年 秋冬 メンズ・コレクション
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孔雀のモチーフは、
オスカー・ワイルドの部屋から。 -
柄の配置も仕立ても、
完璧なエレガンス。 -
タッターソールの柄も、
ルーツは18世紀のイギリス。
イギリス人、故アレキサンダー・マックイーンのエピソードとして、10代の頃にスーツの仕立て店が並ぶロンドンのサヴィルロウ通りで働いていたことがよく知られています。彼の服には常にテーラリング発想が息づいており、そのアイデンティティは現在も受け継がれています。17-18年秋冬の軸になるのは、肩幅が狭く、ジャケットもパンツもスリムなスーツ。世の中でルーズな着こなしが増えている中で、端正で貴族的なスタイルを提案するこのブランドの姿勢に共感する人も少なくないでしょう。今季のイメージソースになったのは、19世紀の詩人、オスカー・ワイルド。彼が暮らした街や晩年を過ごしたホテルなどのエッセンスを抽出し、デザインに応用しています。