下北沢エリアになんと高級温泉旅館が! お洒落で穏やかで、ここは通いたいっ。
東京の下北沢駅から徒歩約10分。
「ホントにこの道か !?」
と土地勘のない人を不安にさせるルートを辿っていくと、
どん!と現れる、いや、ひっそりと佇む新築の低層の日本家屋。
これぞ下北沢エリア新開発の目玉のひとつ、モダン温泉旅館の「由縁別邸 代田」。
代田って名前からおわかりのように、最寄り駅は徒歩数分の小田急線・世田谷代田駅なんですけども。
街ブラのついでに立ち寄る前提で、アクセスの利便性で、「シモキタの温泉」って呼んでいいと思いますね。
オープン前の24日に開催されたメディア向け内覧会に行ってきました。
1時間急いで撮った館内の様子を皆さんにご覧いただく、その前に!
ひとつだけ予備知識をお伝えさせてくださいませ。
この旅館を企画・運営しているのが、日本のデザインホテルの先駆的な東京・目黒の「CLASKA」、昨年銀座に開業した無印良品の「MUJI HOTEL GINZA」を手掛ける「USD」ということを。
(旅館の建築主は、開発元の小田急電鉄)
コテージが集まったような東京・代々木の商業施設「代々木VILLAGE」も彼らの仕事なんですね。
施設運営業界(?)に詳しくない私が言うのもナンですが、
「この温泉宿が、どこを眺めても洒落てるのはそういうワケかぁ」
と妙に納得したしだいです。
それでは内部を見ていきましょう!
ロビーの左通路は、大浴場に続きます。
さっそくお風呂場に踏み込みましょう。
ガシガシと突き進んだのは女湯ですよ、女湯!
(やめんかい)
男はこんな機会でもなければ立ち入れないですからねー、男湯との違いも気になるところです。
続きまして……男湯もチェックしときましょうか。
(イマイチやる気なし)
えーーー、大浴場は女湯の圧勝です!
なので写真掲載ナシ。
(撮りにくかったし)
男湯はこじんまりと感じます。
大浴槽の部屋に入る通路は狭いし、開放感と抜け感の心地よさは女湯に及ばないですねえ。
っても、
水風呂は女湯もキレイですが(写真なし)、メンズもなかなかのもの。
ただ、ここに何人ものおっさんが裸で浸かってる光景を思い浮かべちゃうと……あー、見たくないわ!
次行きますよ、次!
旅館の様子をチェックします。
ここに掲載するのは、1階にある露天風呂つき「デラックスツインルーム」(一泊 2名利用で¥27,000〜)と、2階にある「メゾネットツインルーム」(一泊2名利用で¥19,000〜)
※価格はともに食事なしの場合で、税・サービス料込。
まずはデラックスツインルームから。
「デラックスツインルーム」は味わい深さでも料金でも、旅館内でいちばん贅沢な部屋。
標準的な「スタンダードダブルルーム」で2名利用で¥17,000〜です。
続いてご紹介するのは、どこか昭和なムードが漂う「メゾネットツインルーム」。
まるで一家団欒しているような、不思議なトリップ感がありました。
引きこもって仕事するなら(原稿書いたり)、露天風呂と庭つきのデラックスツインルームより、こっちのほうが集中できそうだなあ。
あちらは非日常すぎて、仕事やる気出なそうですからね〜。
居間の畳の上でゴロゴロしつつ、パソコンのキー打ちたい。
ポテチをポリポリ食いながら。
眠くなったら、階段上がって爆睡。
さてここで1階に降りて、食事処を訪れてみましょう。
唯一あるのが、割烹「月かげ」、茶寮「月かげ」です。
座席数は42席で個室、カウンター完備でかなり広々。
地域の世田谷の農家の食材を多く使っているそうです。
家から徒歩30分距離くらいは、ご近所気分なのが私の感覚。
それくらいの距離で、週2回はふらふらしてるシモキタの隣の代田も親しみがあるんです。
(詳しくはないですけど)
この記事のタイトルに「通いたいっ」と書きましたが、その意味はこちらの茶寮のこと。↓
こういう店が近場にあるのが嬉しいんですよ。
住宅街の中なのもGOOD。
仕事で上品な印象の撮影をしたいとき、スタッフ全員の打合せ場所としてこうした和風カフェを選ぶことがあります。
(皆が感覚をシェアしつつ発想も広がるように、仕事のテイストに応じて店を変える)
たいていは皆が集まりやすい表参道あたりになるんですけど、なんですかね、
「そりゃ、ハイソなお洒落タウンですし」
みたいな気持ちもありまして。
気が休まらない面もあるんですね。
ここは代田だからイイんです、家からテクテク歩いてく感じも含めて。
まったくの個人事情で申し訳ないんですけど、近々何か打ち合わせがあるならここでやりません !?
(行く時間ねーよ、と総スカンくらいそう……)
もうひとつ見逃せないのが、販売されてる(またはスパ施設オープン時に販売?)、アロマのリードディフューザー。
ひば、ヒノキ、杉といった木のお風呂の香りがするんです!
温泉旅館の空気を表現したそう。
この手のアイテムは甘い香りが一般的ですが、部屋の中でもムンムンせず心地いいはず。
ルームフレグランスを珍しく「ほしい」と思ったほど気に入りました。
「SOJYU SHIN KOKYU」¥4,800
(たぶん税抜←雑ですみません)
“そじゅう しんこきゅう”。
深呼吸、はわかりますが、そじゅう、ってなに?
ファッション周辺では近年、和の美学をカッコいい、趣味がいいとする価値観が広がってきました。
“伝統を見直す” というより、西洋の文化も日本の文化も、自然体で同等に捉える傾向にあります。
それがいまの大人の感性。
コロナ禍により日本リスペクトの流れはさらに加速しそう。
由縁別邸 代田に着ていく服装なら、ドメブラだと「コモリ」「グラフペーパー」「レインメーカー」あたりが馴染みそう。
海外モノなら「スタジオ ニコルソン」「マーガレット ハウエル」とか。
シックな色のさらりと上質な日常着で、和洋折衷を狙うのが気分です。
由縁別邸 代田
www.uds-hotels.com/yuenbettei/daita
写真 © 高橋一史
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