“アメリカ風ラーメン”とは? 麺屋武蔵の新たな挑戦がすごい。
米国大使館農産物貿易事務所(U.S. Embassy Agricultural Trade Office)が主催するアメリカの食を楽しむイベント「TASTE OF AMERICA 2020(テイスト オブ アメリカ 2020)」が、いよいよ 11 月 13 日(金)~26 日(木)までの2週間、60店舗を越える都内のレストランやスーパーマーケット等で一斉スタートした。
期間中は、色々なアメリカ食材を使って、シェフたちが趣向を凝らしたスペシャルメニューでチャレンジする。その中から、「麺屋武蔵 虎嘯(こしょう)」にフォーカスして、開発のストーリーを聞いた。
1996年、東京の青山に開店し、ラーメンの基本的概念や在り方までを変えてしまった「麺屋武蔵」。同年に開店した「中華そば 青葉」「ラーメン くじら軒」と共に「96年組」として、ラーメン界のレジェンドになっている。
ラーメンというモノを売るのではなく、ラーメンにまつわるコトを楽しんでもらう。そこに物語を組み立てることで顧客に満足してもらうという思いから、これまでも様々なコラボメニューに取り組んできた。
バレンタインデー企画として、ロッテ「ガーナチョコレート」と組んだ「味噌ガーナ」や「つけガーナ」。近年のコロナ禍には、日本薬科大と組んで免疫バランスを整えるテイクアウト仕様の「医療従事者応援 冷やし麺」を作り、話題を呼んだ。
ラーメンドリームとアメリカンドリーム、ラーメンという限りなく自由なキャンバスを使って麺屋武蔵が何を作るのか!?六本木にある「麺屋武蔵 虎嘯」の佐藤謙太店長を訪ねた。
すべての味の完結をその店ごとに任せるのも、麺屋武蔵ならでは伝統。今回もトップからの指示は「ちょっとワイルドな感じにしたい」、それだけだった。
もしかしたら、トップのイメージの中にはアメリカンシネマの傑作『イージー・ライダー』の主題歌「Born to Be Wild(ワイルドで行こう)」があったのかもしれない。
ワイルドの指示を受けて、佐藤店長が軸にしたのはニューオリンズのクレオールたちがアメリカにもたらしたガンボスープ。そこに北米産の強力粉とセモリナ粉をブレンドした麺を入れ、トッピングにプルドビーフとフライドポテト、モントレージャック(チーズ)ベースのソースを合わせるという画期的なもの。
トマト味のガンボスープとセモリナ粉が入った麺=トマトパスタにならないことに最大の注意を払いながら、個性が強い材料たちのバランスに気を配りながら調理。ガンボの赤と、チーズの白、器の青で、丼の中に見事な星条旗が完成した。
麺屋武蔵の期間限定ラーメンの中でも、歴史的なメニューになるに違いない1杯に出会えるのは11 月 13 日(金)~26 日(木)までの2週間だけ。今すぐ、メトロに乗って六本木に駆けつけたい。
麺屋武蔵 虎嘯
東京都港区六本木4-12-6
TEL:03-3497-0634
営業時間:11時~23時
TASTE OF AMERICA 2020(テイスト オブ アメリカ 2020)
開催期間:2020年11月13日(金)~11月26日(木)
参加店舗:都内レストラン・スーパーマーケットなど
主 催:米国大使館農産物貿易事務所(U.S. Embassy Agricultural Trade Office =ATO)
※参加店舗名・提供メニューなど詳細は下記webサイトで
https://tasteofamerica.jp/
問い合わせ先:tasteofamerica2020@amana.jp
【関連記事】