届いて驚いた。ネット注文のスター・ウォーズのカスタムシャツに大満足です!
やってみましたよ。
何がって?
例の『スター・ウォーズ』モチーフの生地を組み合わせてつくる、世界で一枚のオーダーシャツですよ。
ご存知ありません?
ならばウェブサイトのスクリーンショットをお見せしましょう。
アメリカ発のオンラインカスタムシャツブランド「オリジナルスティッチ」が展開する、「STAR WARS CUSTOM COLLECTION by ORIGINAL STITCH」。
サイトデザインは、なにやらワクワクしてしまう怪しさ。
シャツの生地を部位ごとに変えられ、ネックサイズも袖の長さも調整できる本格志向のオーダーシャツ。
なのに生地のモチーフはポップなスター・ウォーズという不思議さ。
プライスは、¥12,000(税抜)から。
「これはなんじゃ?」と思っていたらですね、知り合いのPRさんから連絡がありまして。
いわく、
「スター・ウォーズ好き?」
と。
「そりゃね、世代だからね」
「オーダーシャツあるんですけど」
と。
「あん?」
「サンプル見本あるんで見ます?」
と。
「うん」
どうやらその方のプレスルームで、制作見本のシャツを何着か預かっているらしく。
行ってみたら、いやー、いい意味で大笑い! (← いい意味でっ)
イタ車ならぬイタシャツなのかと思いきや、映画の服への落とし込みが超絶マニアックでした。
私のようなオタクの感性にズバッと刺さりました。
どこがスター・ウォーズなのか、パッと見ではわからない生地もあって。
モチーフはすべて、初期三部作(エピソード4、5、6)からの引用という “わかってる” 感。
ひたすら面白がっていたらPRさんが、
「お試しでつくります?」
と。
「ええっ !?」
お言葉に甘えさせていただきました。
サイトであれこれ悩んでオーダー。
そして先日、完成品が到着。
(わずか数週間で)
さっそく開封、そして、感動。
「ヤバッ!!」
派手かよ! どこがスター・ウォーズだよ!
とツッコまれそうですが、ええ、それをテーマにつくったモンですから。
「着たいと思うギリギリの派手さ」
さらに、
「モチーフがわかりにくいマニアックさ」
その両方を満たし、近頃お気に入りな黒✕茶の色バランスも取り入れて。
スター・ウォーズな柄を説明しますと、
ネームがお馴染みのロゴ。
なのはトーゼンとして、襟がほら、宇宙っぽいじゃないですか。
ちゃんと、ただの黒でない生地を選んだんです。
そして極めつけが、
わかります??
本体の柄の一個一個が、「ジャバ・ザ・ハット」のシルエットなんです!!
(おい……)
マジですよ、この生地はジャバ・ザ・ハット柄ですよ。
スゴくないですかこのセンス。
私じゃなくて生地をデザインした人の。
このシャツは名付けるなら、「宇宙にいる、悪の親玉」。
袖のカフスをまくると黒が出るように、内側だけこれにアレンジ。
こんな小技もできちゃうのです。
襟の外と内側(首周り)も別の柄を選べます。
無地の生地も用意されているので、真っ白なシャツで襟の内側だけが宇宙船「ミレニアム・ファルコン」なんてシャツもつくれるという。
さて、
このシャツは大人が着る服として確かなつくりに仕上がってます。
実は届いて気づいたんですが。
例えば、
襟裏には形を整えるパーツ、カラーステイを装備。
この本格仕様には驚かされました。
縫製は折り伏せ縫い(本縫い)という高級シャツ特有のやり方。
ロックミシンでガガッと塗ったりしてないんですね。
縫製工場がニッポンというのも嬉しいです。
ここで、オーダーしたときの様子をご覧いただきましょう。
ベースになるシャツを選んでから生地の画面に進むと、
生地の3種類のジャンルは、「ライト」「ダーク」「その他」。
ニヤリとさせられる区分です。
ダークサイドからジャバ・ザ・ハットを選ぶと、
表示される絵型もちゃんと変わります。
これがほぼ最終形。
このあと15種類も用意されたボタンから、茶色のウッド調を選んで完成。
絵は実物に限りなく近いですね。
サイズはXS〜XXLをベースに、首周りや袖長さを微調整できます。
襟の形や、長袖、半袖など細かな変更も可能。
たいていの人は納得のいくものができあがるでしょう。
届いた箱を開けたらこんな。
第2ボタンにつけられた半透明の袋の中身は、カラーステイの予備。
スター・ウォーズのカードといい、すごく丁寧なのが好印象なのです。
箱の上蓋は、子供の頃の宝箱のよう。
私は公開中のファイナル作品、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をネットの評判にビビって観に行っていない程度の底の浅いファンではありますが(現シリーズの女性主人公は大好き)、今回はなによりも服の色柄を好きに組み合わせて製品にすることを楽しみました。
「服をデザイン(正確には “編集” )するって面白いなー」と、いい年こいて思いを新たにさせられましたよ。
写真 © 高橋一史
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