グラフィティな街とつながる、LAの「ドーバー ストリート マーケット」のカッコよさ!
上の「アホ」に出会ったのは、米カリフォルニア州ロサンゼルスのスタイリッシュな新進エリア「ロウ ディーティエルエー(ROW DTLA)」。
「ROW」は、誰もが「行っちゃだめ」と口にする危険なエリア「スキッド ロウ(SKID ROW)」が隣にあることからのネーミングで、「DTLA」は「ダウンタウン ロサンゼルス」の頭文字。
Penの仕事で訪れたこの街のレポート最終回(たぶん)の今回は、ファッションをお届けします。
(と言いながら、「アホ」から始まりましたけども)
このROW DTLAに入居してる某ブランドの会社を見学しまして、空き時間にふらふら歩きました。
地図見たら、若手アーティストが集まりグラフィティ(落書き)を競い合ってる、話題の倉庫街「アート ディストリクト」のすぐそばだと判明。
なるほど!
このあたりがアートを活用して盛り上がってる!
倉庫街リノベーションは低予算でも創造的な活動ができるし!
どの国でも街の変化の仕方は共通だな!
と、むっちゃテンション上がってきまして。
さらに訪れた会社の人から、
「近くに、コム デ ギャルソンが運営してるショップ『ドーバー ストリート マーケット』もできたんですよ。
アート ディストリクトらしい雰囲気たっぷりで面白いですよ」
と教えられ、もう、行くしか!!
LAレポート4回目にして、初めてファッションを取り上げた今回。
とゆーのもですね、創造的な新しいファッションでニッポンに入ってきてないものなんて、ほとんど存在しないですから〜。
我が国のバイヤーさんの、目の付け所や買付けの行動力はスゴいのです。
ダウンタウンの仕事での短いオフタイムとなれば、
「ファッションより美術や建築のほうが収穫あるな」
と考えるのもやむなしでしょう
(私の肩書はファッションライターですけども)
それでも18年に誕生したドーバー ストリート マーケット ロサンゼルスに行けたのは嬉しかったですね。
(滞在時間15分とはいえ)
「東京でファッションの店を一軒だけ挙げるなら?」
と問われたら私は、
「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」
と答えます。
スタートした地は名の通りロンドンですが、いまや世界各地にあります。
銀座店は人をワクワクさせる演出に優れ、ハイブランドもデビューしたてブランドも分け隔てなく扱い、スノッブ気取りもない。
照明が明るく白く、服の色や形をしっかり吟味できる。
さらに店員さんにガン見されることもなく、気軽に服を眺められる。
店そのものが、クリエイティブで自由。
そんな店、ほかに見当たらないのです。
東京広しといえども。
ところで……、
LA滞在のオフタイムがあと半日あればな〜!
カフェ巡りしたかったな〜〜!!
ま、いっか、アート ディストリクトを代表する倉庫ギャラリー「ハウザー&ワース」のカフェレストランで夕飯食べられましたから。
むっちゃおいしくてアートで、超幸せなひとときでありました。
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写真 © 高橋一史
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