ナイキ、ザ・ノース・フェイスetc.と、プレイ・コム デ ギャルソンのコラボが8月末に登場!
コム デ ギャルソンというブランド……いや企業はですね、しっかり時代を読んでしなやかに、ゆるやかに変化し続けています。現役の創業デザイナーがオーナー(社長)でありながら、約50年間もアイデンティティを保ちつつ変化を成功させているケースは、世界的に見ても稀なこと。
ヨーロッパのブランドはクリエイティブ(アーティスティック)・ディレクターを交代させ、ロゴや店舗デザインまでがらりと入れ替えて新鮮味を出し客層を広げるスタイルが標準。
コム デ ギャルソンは時代に即した活動ができる新しいブランドをラインアップに加えることで、企業全体の印象を高める戦略を取っています。
2003年のスタート時にはファッションデザイン原理主義者の間で賛否両論だったキャラクターブランド、「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARÇONS)」もすっかり人気が広がり、コム デ ギャルソンの知名度(&業績)アップに大きく貢献。
ただ最近はだいぶ落ち着いてきたかな、と思っていたら、やってくれました。
今月8月28日(金)から発売されるカプセルコレクション「PLAY TOGETHER」で、
スポーツ系3ブランドとコラボレート。
その3つとは、「ザ・ノース・フェイス」「ナイキ」「コンバース」!
「そりゃオトコなら、どれかひとつは好きでしょ」
ってなラインアップです。
展開アイテムはTシャツ、スウェットシャツ、布帛シャツといったベーシックなライトウエア。
スポーツ系の得意技である機能性を求めたコラボではなさそうです。
となると、
「コラボの意味は !?」
ってことなんですが、たぶんロゴですねっ。
世の中に浸透する優れたロゴデザインと、グラフィックデザイナーのフィリップ・パゴウフスキーによるハートマークのプレイロゴを共演させるのが狙いかと。
ふたつが合わさるとインパクトありますし、ベーシックウエアに躍動感が生まれます。
コラボのお互いにとっても、WinWin(死語か!?)で、流行関係なく着られそう。
さて、お値段は??
一例を挙げると、ザ・ノース・フェイスのメンズTシャツで¥8,400(税抜)、メンズ布帛シャツで¥23,500(税抜)。
質のいいセレクトショップオリジナルよりちょい高めか、小規模な日本のデザイナーズと同程度。
私の庶民感覚だと、「もう一歩安かったら嬉しい!」なんですが、アイコンデザイン満載と考えればリーズナブルかもです。
カプセルコレクション「PLAY TOGETHER」は、スポーツ系3ブランドにプレイオリジナルとして「CdG」ロゴを加えた4ラインの構成。
おっと、大事なこと言い忘れてました!
ナイキとコンバースとのコラボモデルは、日本国内では売られません!
海外展開のみ。
国内はザ・ノース・フェイスとオリジナルの2タイプ。
展開店舗は、コム デ ギャルソン PLAY取扱い直営店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ドーバー ストリート マーケット E SHOP、Goldwin Webstore(ザ・ノース・フェイスのコラボ商品のみ取り扱い)にて。
ナイキやコンバースをゲットしたいなら海外在住の知り合いに頼むか、海外ECサイトでの販売をマメに探すしかなさそう。
90年代のナイキブーム世代の私だとナイキがほしくなりますけども、ちょっとたいへんだな……。
写真 © 高橋一史
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