自宅の食環境をインターネットでおいしく整える。【いまだからできること #4】
東京は、いよいよ不要な外出を控える状況になった。この先、少なくとも1カ月はこんな感じなんだと思う。出かけられないストレスは、「光石研の東京古着日和」を観て、妄想のおでかけによる解消を試みている。
とはいえ、食料品は必要なのでスーパーに買い物へ行けば、たいがいレジは長蛇の列だ。ソーシャルディスタンスの考え方は日本にまだ浸透していないので、人との距離がとても近い。最近は、スーパーに行くことにも危険を感じるようになってきた。
というわけで人と会わずにできる買い物といえば、当たり前だけどネット通販。ふだんは自炊をしないので、手間のかかりすぎる料理は無理。素材命。簡単な調理であってもおいしいモノを買いたい。そんなテーマでいま試しているサービス、これから試したいサービスを紹介する。
1. 生産者の畑から直接買っているような雰囲気のオンライン市場「食べチョク」
おいしい野菜を買えるオンライン市場を探してみたら、どこも良いものを揃えている感じだった。たくさんありすぎて、選ぶのが嫌になった。
そんななかで個人的に一番UIが良いと感じたのが「食べチョク」。こういったサービスを試したことがない人でも直感的に買いやすそうと感じた。
購入後、生産者にサイト上で気軽にメッセージを送ることができて、「あたたかみのあるインターネットショッピング」という感じがする。注文して約1週間で届いたのが佐賀県、本間農園の卵。ダンボールを開けると、本間農園のおかみからお手紙が! まるで田舎の母から送られてきた荷物のようで泣いてしまいそうになった(笑)。
本日はもう一便、私の好みに合わせて野菜をコンシェルジュがセレクトしてくれた「陽だまり農園(千葉県 匝瑳市)のお野菜セット」が届く予定でそちらも楽しみ。
コロナウイルスの影響による仕入れ減や、イベントの中止で困っている生産者から直接買えるコーナーもある。
2. 「パタゴニアプロビジョンズ」をフードストックとして注文する
パタゴニアがつくる洋服が昔から好きだ。買うとなにか良いことをしたような気持ちになれるところも含めて好きだ。
そんなパタゴニアが手がける食料品。アウトドアで簡単に食べられてヘルシーなシーフードの缶詰や、ビールに合いそうなチリ、オーガニックスープなどフードストックとしても良いラインナップなので注文。3日後に届いた。
写真上のサバ缶を食べてみたが、かなり身が大きくて味付けはあっさり。缶詰なのにカラダに良さそうなのである。
「パタゴニアプロビジョンズ」は4/15まで対象商品を割引中、送料無料で販売中。
3.「発酵デパートメント」による“毎月定額発酵調味料のサブスク”
昨年、「いま注目の‟発酵ツーリズム”を体験、 47都道府県のディープな食文化が集う展覧会へ。」で紹介された発酵デザイナー・小倉ヒラクさん。今年、ユニークな発酵食品が揃うお店『発酵デパートメント』を下北沢にオープンした。
気軽にお店へ行くことができない事態を受けて、3,000円で自炊のクオリティが“爆上がり”する、発酵調味料のサブスクリプションサービスを3カ月限定でスタート。醤油・味噌・お酢など定番調味料が1〜2種、普段手に取らなそうなユニーク調味料や食材を1〜2種に加えて、「ビギナーに自炊を教えるスペシャリスト」こと自炊料理家・山口祐加さんと小倉ヒラクさんによる、スペシャルレシピと使い方を解説したミニ冊子付きというセット内容。
免疫力も自炊力も高まりそうで、いまとても気になっているサービスだ。(編集AH)