花にスマホをかざすと瞬時に名前がわかる、大学開発の新AIアプリ「ハナノ...

花にスマホをかざすと瞬時に名前がわかる、大学開発の新AIアプリ「ハナノナ」が話題です!

花にスマホをかざすと瞬時に名前がわかる、大学開発の新AIアプリ「ハナノナ」が話題です!

花の名前つきの撮影も簡単に!

春のこの時期に道端に咲く小さな花って、ホントにかわいい(&カッコいい)ですよね。
グレーのコンクリートに囲まれて色の鮮やかさがくっきり映えて。
人に植えられたのではなく自生する生命力や、
「咲きたいから咲いてんですけども??」
と、彼らが勝手に行動してる感じもすごい好き。
道散歩のオアシスだと思いますね。


ただ私のように植物に無知な者は、春になるたびに「なんて名前なんだろ?」と思うことが。
ほら、彼らにもアイデンティティありますし。
人間が命名したにすぎないんですが、気になるところではあります。
でも今年は、そのモヤモヤが解消されそうです。
4月に登場した新アプリ、

ハナノナ

によって。


スマホ(専用アプリは現在iOS機種のみ対応)を花にかざすだけで、瞬時に名前が表示され、名前つきの写真も撮れます。
ネット接続が必要ないので電波の弱い場所でもOKで、エラーも出にくく。
判定できる種類は現在770種類。
庭先や道端が主な用途らしいので、野山のマイナーな花は苦手かもです。

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足元に気になる花を発見。そこでアプリを立ち上げてカメラをかざすと……

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なにやらどっさりと、広範囲に名前や数字が。画面下部の「フィルター精度」スライダーを左移動で下げると広範囲が対象になり精度が低くなります。数字は合致確立のパーセント。

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フィルター精度をアップさせると、確立の高いひとつのみが表示。

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96パーセントですから、まず確定でしょう。さきほどの画面のカメラマークをタッチするとこの画面になり、白丸のタッチで名前つきの写真を撮れます。

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撮影終了! 名前は「ナガミヒナゲシ」で、別名も「ナガミヒナゲシ」だと。まーそこはスルーでいいでしょう w

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コケみたいな密集のこちらも、花咲いてますね。

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お〜、確立100パーセントだ。

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「ヒメツルソバ」。調べたら、原産地はヒマラヤですって! ガーデニング用に輸入されて半野生化したそう。ソバの花に似ているから「ソバ」の名称が。奥深い物語があるんですね。

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花壇に移動しました。これは引きの状態で見ると、確立50パーセントで「ブライダルベール」と。

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アップにしたら「スズラン」と判明。

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「スミレ属」は単体の名前ではなく、種類が多すぎるから「属」のようです。「パンジー」とはならず。

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これも同様。しっかしよく見ると、上もこちらも色の美しさが半端ないですね! ハマりそうなグラフィックです。

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「タンポポ」。そりゃそーだ、のあたりまえ感もまた楽し。

アプリを開発したのは、千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター(STAIR Lab.)。
「約35万枚の花の写真を使って花の種類を判定する人工知能(AI)」を使っているそう。
印刷物やネット画像も認識できるため活用範囲が広いです。


同様に花の名を表示するアプリはほかにもありますが、ハナノナは無料ながら広告が出ず、精度も高くUIがシンプルということで、瞬く間に評判に。
近所散歩をポジティブな気分にしてくれるアプリです。


そして……、

私が思いついた悪魔の使い方。


1. 
花屋さん任せの花束をアプリで調べ、贈るときに、
「◯◯◯◯(花の名前)が好きだと思ったから多めに入れといたよ。あ、◯◯◯◯◯も色のアクセントにね」
と、花好きの自分が思いを込めて選んだと嘘をつく。


2.
仕事で出かけたイベント会場に飾られた花をこっそり調べ、主催者に、
「◯◯◯◯が会場を華やかに演出してますね。さりげなく◯◯◯◯も混ぜて、シックなニュアンスも加えるセンスも素敵です」
と、クリエイティブな “わかってる” 私をアピール。


やめましょうね皆さんは、そんなあざとい使い方は!
(私もやらない、ぜったいに……たぶん…)


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写真 © 高橋一史

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