テニス文化に根ざしたブランドの旗艦店が、再開発地区のビール工場跡にオープン

  • 文:冨田千恵子
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COPENHAGEN コペンハーゲン/デンマーク

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自然光を取り入れるため、手作業で研磨された透明感のあるスライドドアが、ショップ、ギャラリー、オフィスをゆるやかに仕切る。内装は建築家デュオ、フレデリック・グスタフとの協働。 Interior design: Frederik Gustav photo: Benjamin Lund

ウィンブルドンなどで新星ホルガ・ルーネが活躍し、テニス熱が高まっているデンマーク。2021年に生まれたのが、テニス文化に根ざし、アートや建築、デザイン、音楽などにもリンクするメンズウエアブランド、「パルムス」。このたび満を持して旗艦店がオープンした。場所は再開発が進むホットなエリア、カールスバーグのビール工場跡地だ。「思い立ったら仲間と気軽にテニスができる、オン・オフコート兼用のウエアが欲しかった」と、ファウンダーのニコライ・ハンソン。週末の朝に初心者からベテランまで参加できる、クロワッサンとコーヒー付きの屋外テニスイベントを企画し、ファンを増やしてきた彼ら。今年も5月頃から開催を予定している。

https://palmes.co

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伝統的なアーガイル柄を新解釈したコットン&リネン・ベスト(1200DKK)。テニス以外でも活躍しそう。

※この記事はPen 2025年5月号より再編集した記事です。