なぜこんな場所に?“壁に挟まれた男性”の救出劇に騒然…その理由に驚き

  • 文:宮田華子
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@OCFireAuthority - Xから。

 2025年2月21日、カリフォルニア州オレンジ郡ウェストミンスターの消防局が極めて異例な通報を受けた。通報内容は「男性が壁の間に挟まっている」というもの。通報を受け、消防隊員たちはすぐさま現場へと向かった。

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住宅と商業ビルの間に挟まった男性

午後6時30分直前、現場に到着したのはオレンジ郡消防局(OCFA)の技術救助チーム。現場はビーチ・ブールバード沿いに位置する住宅と商業ビルの間であった。

男性は、幅わずか約30センチ(約1フィート)ほどの隙間に横向きで挟まれていた。現場の写真には、梯子車から身を乗り出す救助隊員たちと、住宅の壁と店舗の壁の間に身動きできずにいる男性の姿が写っていた。

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大がかりな救出劇

技術救助チームは、ロープを用いた高所救助の技術を駆使し男性の両肩にハーネスを装着。慎重に引き上げることで、男性は無事にその狭間から救出された。

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男性は、ゆっくり慎重に引き上げられた。@OCFireAuthority - Xから。

男性はけがをしておらず、自力ではしごを使って地上へ降りることができたそうだ。

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無事に引き上げられた男性の様子。@OCFireAuthority - Xから。

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「なぜ挟まった?」の謎

とはいえ、なぜ、どのようにしてこの男性はそんな狭い場所に入り込んだのかという謎については未解明のままだ。OCFAもこの点についての説明をしておらず、事件の詳細は不明のままである。

付近に設置されていたはしごの存在や、男性が「落ちた」とされる情報から、何らかの意図的または事故的な侵入の可能性が考えられるが、明確な答えは出ていない。

何はともあれ、男性が無事に救出されたことは、何よりも幸いであった。

【次ページ:動画あり】壁に挟まれた男性の救出劇。一部始終を映像で確認!

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OCFA公式Xに投稿された救出動画。