クーラーボックスに捨て犬が…メーカーが取った対応にネット感動「子犬を救ってくれてありがとう!」

  • 文:Rikako Takahashi
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ラブラドール・レトリバーの赤ちゃん。Photo:fokke baarssen/Shutterstock※写真はイメージです

米ミズーリ州で、クーラーボックスの中から捨て犬が発見された。保護団体は、詳細をSNSに投稿。キャンプ用品ブランドのコールマンをタグ付けしたところ、同社はある粋な計らいを見せた。

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放置されたクーラーボックスに子犬「窒息死するところだった」

動物保護団体「セカンド・チャンス」によると、同州コロンビアで3月17日、路上に放置されたクーラーボックスの中に3匹の子犬がいると通報を受けた。クーラーボックスのフタは閉まっており、「発見者が現れなかったら、きっと子犬たちは窒息死していた」とFacebookで述べている。

投稿には、コールマン製の赤いクーラーボックスと、スタッフに抱えられたクリーム色の子犬たちの写真が添えられている。犬種はラブラドールかピレニーズの可能性が高く、おそらく大型に育つという。獣医による検査を受けた後、数週間ほどで里親の募集を始めるそう。

団体は投稿の終盤、次のように呼びかけた。

「施設にやってくるすべての動物たちのエサやり、世話、獣医の診察代のため、皆様のご支援が欠かせません。ご寄付、もし可能なら、里親やボランティアをご検討ください! あなたのペットの去勢と避妊もお願いします」

そして、米コールマンをタグ付けし締め括った。

「PS: コールマン、子犬たちのスポンサーになりませんか?」

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コールマンが支援、新しいクーラーボックスも

約1カ月後、団体は続報をFacebookにアップした。なんと、投稿がコールマンまで届き、同社から団体の活動につながる商品が届いたという。その中には、ちょっとしたユーモアで新しいクーラーボックスも含まれていた。

団体は、新しいクーラーボックスに入った3匹の写真を掲載した。数週間ですっかり成長している。3匹とも、新しい家族が見つかったそう。

「ご心配なく、この子犬たちはもう二度とこんな目に遭うことはないでしょう! コールマンに感謝します!」と添えた。

投稿には、あたたかい反響が寄せられた。

「コールマン、さすが!」

「タグ付けするのは良いアイデアだね」

「子犬たちを救ってくれてありがとう。普段の活動にも感謝します」

なかには、「どれか1匹はコールマンって名付けなきゃね」といったコメントもあった。

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