イースターエッグをトイレで染めてインフルエンサー炎上

  • 文:吉井いつき
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Shutterstock ※画像はイメージです

4月20日はキリスト教のお祭り、イースター(復活祭)の日だ。欧米ではこの日を祝うため、ゆで卵を色とりどりに染めたり絵を描いたりしたイースターエッグを作る習慣がある。SNSでもイースターエッグの作り方に関する投稿が増えるのだが、とあるアメリカ人女性インフルエンサーがトイレでイースターエッグを染める動画を投稿して炎上している。

「イースターエッグを染める最高の方法」


欧米ではイースター直前の時期、卵を食用色素で染めてイースターエッグを作る伝統がある。家族でイースターエッグを作るのはきっと楽しいことだろうが、後片付けが面倒くさそうなのも想像に難くない。そんな中、米ミネソタ州のケイト・ハインツェルマンさんが自身のInstagramに「イースターエッグを染める最高の方法」と一本の衝撃的な動画を投稿した。


その動画では、なんとトイレの便器内で卵を染めていた。ケイトさんはたくさんの卵を便器の中に並べ、さまざまな色の食用色素を振りかけると、その上に重曹をかけて酢を振りかけた。重曹と酢が反応してシュワシュワと便器内が泡立つ。酢をさらに2回ほど注ぎ入れて泡立たせた後、便器内にはまだらな色に染まった卵が残った。


ケイトさんは料理系動画を多数投稿する、フォロワー数42万人のインフルエンサーだ。4月10日に投稿された動画はたちまち300万回以上再生され、18,000件以上のいいねを獲得した。しかし、コメント欄は「今まで見た中で最も馬鹿げたビデオ」「神聖な祭りや伝統を冒涜しないで」「狂ってる」「大きなボウルでできなかったの?」などと大炎上している。

汚れても気にならないから…


米ニューヨークポストの記事によると、ケイトさんも当初はキッチンで卵を染めようとしたらしい。だがカウンターに色素が飛び散って汚れてしまい、「汚れても気にならないトイレでやろう」と思いついたという。


イースターエッグの作り方にもいろいろあり、卵の中身を抜いて殻だけを使うこともあるが、ケイトさんは丸ごとゆで卵にしているようだ。ゆで卵の場合は後で食べることも多いそうだが、ケイトさんは「カウンターに飾っておくだけ」だという。「イースターエッグを食べる人がいるなんて思わなかった」と、自身も食べたことがないと明かしている。


ケイトさんは以前にも、ターキーをトイレで下ごしらえする動画を投稿して炎上している。食洗機でジャガイモをゆでる動画を投稿し、物議を醸したこともある。また、トイレには何か思い入れがあるのか、「おばあちゃんに教わった」という異様なトイレ掃除テクニックも時折投稿している。ある動画ではトイレットペーパーを4個便器に入れ、大量の洗剤を投入するという危険かつ意味不明な「ライフハック」を披露している。 


炎上はフォロワー稼ぎの常套手段であるが、せめて食べ物を粗末にする動画はやめてもらいたいものだ。

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トイレでイースターエッグを染める動画

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クリスマスターキーの下ごしらえをトイレでする動画

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食洗機でジャガイモを茹でる動画

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トイレットペーパー4つと大量の洗剤を使ったトイレ掃除動画