タグ・ホイヤーの2025年新作腕時計を一挙紹介! F1復帰を祝う、モータースポーツが生んだデザインと革新の結晶

  • 文:安部 毅
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2025年春、タグ・ホイヤーは「Designed to Win」を掲げ、新章を切り開いた。F1公式タイムキーパーとしての復活とともに発表された最新作は、技術・美・精神のすべてを極める“勝利のための腕時計”。タイムピースの限界に挑むその進化を、いまこそ見届けたい​。

1.タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1

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タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1/自動巻き、セラミックケース、ケース径41㎜、パワーリザーブ約65時間、カーフストラップ、シースルーバック、30m防水、世界限定10本(すべて完売)。¥19,140,000(参考価格)

F1への復帰を祝し、タグ・ホイヤーが放つ究極のクロノグラフ、それが「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1」だ。外装はホワイトセラミックとサファイアクリスタルの複合構造で構成され、41㎜径のスクエアケースには、スプリットセコンド機能を備えた自動巻ムーブメント「TH81-00」を搭載。これはタグ・ホイヤー史上最軽量かつ最先端のキャリバーであり、ふたりのタイムを同時に計測可能なラトラパンテ機能を持つ。

F1のイギリス人コメンテーター、デビッド・クロフトを有名にしたフレーズ「LIGHTS OUT & AWAY WE GO(ライトが消えた。一斉にスタート!)」が刻まれたダブルカウンターもユニークで、モータースポーツとの深い関係性を強調する。裏蓋はサファイアクリスタル製で、精密に仕上げられたキャリバーの動きを存分に楽しめる。過去と未来が交差し、時計製造の限界を押し広げる一本だ​。

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加工が困難なホワイトセラミックを精密に機械加工し、金属製インナーケースを排した構造は、クラフツマンシップの真骨頂。F1のスタート合図を想起させる「LIGHTS OUT」と「& AWAY WE GO」の文字がふたつのカウンターに刻まれ、レースの臨場感を腕元に宿す。

2.タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ 

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タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ/クオーツ 、SSケース&ブレスレット、ケース径38㎜、100m防水。各¥286,000

太陽のエネルギーをそのまま駆動力に変える革新。タグ・ホイヤーが誇るフォーミュラ1シリーズから、光で動く次世代ムーブメント「ソーラーグラフ」を搭載したモデルが登場。心臓部には「TH50-00クオーツムーブメント」を搭載し、わずか2分の太陽光照射で1日駆動、フル充電で最大10カ月稼働を実現。38㎜のステンレス・スチールケースに、バイオポリアミド製の双方向回転ベゼルを組み合わせ、軽量性と耐久性の絶妙なバランスを確保。スーパールミノバが塗布されたインデックスと針は、昼は白、夜はグリーンに光り、あらゆる環境下での視認性を保証する。ダイヤルはレッドやブルー、グリーンなど豊富なカラーバリエーションを展開し、1986年のオリジナルコレクションにオマージュを捧げる配色が印象的である。再びF1の公式計時を担ういま、まさにタグ・ホイヤーの未来を体現する一本だ​。

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左:タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ/クオーツ 、バイオポリミドケース、ケース径38㎜、ラバーストラップ、100m防水。¥269,500(9月発売予定) 右:タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ/クオーツ 、SS(サンブラスト加工)ケース、ケース径38㎜、ラバーストラップ、100m防水。¥269,500(5月発売予定)

 

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タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ/クオーツ 、SS(ブラックDLC加工)ケース、ケース径38㎜、ラバーストラップ、100m防水。各¥269,500(左:10月発売予定)

 

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タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ/クオーツ 、バイオポリミドケース、ケース径38㎜、ラバーストラップ、100m防水。各¥269,500(ともに9月発売予定)

3. タグ・ホイヤー カレラ デイデイト

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タグ・ホイヤー カレラ デイデイト/自動巻き、SSケース、ケース径41㎜、パワーリザーブ約80時間、カーフストラップ、シースルーバック、100m防水。¥599,500

時を超え、なお色褪せぬ存在感。「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト」が、新たなスペックと意匠を携え再登場。5モデルに共通するのは、約80時間のパワーリザーブを誇る自社製キャリバー「TH31-02」の搭載。デイトと曜日を同時表示する高精度ムーブメントは、日常生活に必要な情報をスマートに届ける。視認性を追求した3Dダイヤルは、目盛りの間隔を広げて設計され、より直感的な読み取りが可能に。ステンレス・スチールと18Kローズゴールドのコンビブレスレット、サテン仕上げのサンレイダイヤル、スモーキーレッドやブラックなどの多彩な色展開があり、装いに合わせた選択肢も豊富。さらにブレスレットはクイックチェンジリンクシステムにより、工具なしで簡単にサイズ調整ができる。クラシックでありながら、現代的機能性を備えた新しい“勝者の腕時計”だ​。

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タグ・ホイヤー カレラ デイデイト/自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径41㎜、パワーリザーブ約80時間、シースルーバック、100m防水。各¥605,000

 

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左:タグ・ホイヤー カレラ デイデイト/自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径41㎜、パワーリザーブ約80時間、シースルーバック、100m防水。¥638,000 右:タグ・ホイヤー カレラ デイデイト/自動巻き、SSケース、ケース径41㎜、パワーリザーブ約80時間、SS×18KRGブレスレット、シースルーバック、100m防水。¥1,265,000

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4. タグ・ホイヤー カレラ デイト ツインタイム

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タグ・ホイヤー カレラ デイト ツインタイム/自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径41㎜、パワーリザーブ約80時間、シースルーバック、100m防水。¥693,000

世界を舞台に生きる者に贈る、もうひとつの“カレラ”。「タグ・ホイヤー カレラ デイト ツインタイム」は、1本でふたつの時間帯を管理できるGMT機能付き自動巻きモデルだ。アイコニックなティールグリーンダイヤルに赤いGMT針、ツートーンカラーの24時間フランジが視認性と視覚的インパクトを両立する。内部には「TH31-03」を搭載し、約80時間のパワーリザーブ、100m防水性能を実現。そしてケースバックには象徴的な“勝利の冠(=月桂冠)”をさりげなく刻印。装着されているのは、クイックリンクチェンジ機構を備えたカレラH型ブレスレット。工具を使わずとも簡単に調整可能で、長時間の装着にもストレスがない。デザイン、機能、装着感すべてにおいて、世界を飛び回る人にふさわしい一本であり、モータースポーツの血を引くカレラの系譜に新たな1ページを刻む​。

5. “ビーズオブライス”ブレスレットの復活

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タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ/“ビーズオブライス”ブレスレットが採用されるのは、2023年に発表されたブラックとブルーの「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」、2024年に発表された“パンダ”とティールグリーンダイヤルが魅力の「DATO」モデルだ。自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径39㎜、パワーリザーブ約80時間、シースルーバック、100m防水。¥1,034,000

1960年代の「カレラ」を彩った伝説の“ビーズオブライス”ブレスレットが、現代のクラフツマンシップとともに蘇る。名称の由来でもある中央の丸みを帯びたリンクと、大型フラットリンクの交互配列はそのままに、構造を一新。連結部の精度を高め、装着時のフィット感としなやかな動きを両立した。7列構造のステンレス・スチールブレスレットは、サテンとポリッシュのコンビ仕上げで、視覚的にも手元に奥行きを与える。さらにフォールディングバックルには、ダブルセーフティボタンとタグ・ホイヤーシールドがあしらわれ、細部に至るまでブランドの美学が貫かれている。この新しいブレスレットは、「カレラ」コレクションのクロノグラフ4モデルに採用され、かつてのエレガンスに現代的な実用性を融合。機能美を知る大人の腕元に、タイムレスな魅力を添える復刻だ​。

LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー

TEL:03-5635-7030
www.tagheuer.com

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