【Penが選んだ、今月の音楽】
『ディーバ・オブ・ザ・ピープル』

人気ディスコ&ファンク・ユニット、タキシードのバック・ボーカルとしても活躍するLAディスコ・クイーンの2作目が初CD化。軽快なブギー・ファンクやドナ・サマー風ディスコのほか、70年代ファンク、80年代ポップ、90年代ハウスものみ込む多彩なダンス・ミュージックが次々と繰り広げられる爽快かつ痛快な作品だ。失恋や心の傷を原動力としたアルバムながら、存在感のある歌声は涼やかで美しく、全編を通じてハッピーな気分に浸れるのもいい。どこか懐かしさも感じさせる、華やかなディスコ・オマージュ盤。
※この記事はPen 2025年5月号より再編集した記事です。