
2025年4月3日、フェラーリ・ジャパンは、最新モデルであるフェラーリF80を日本で初めて披露。2024年10月17日に全世界に公開された新たなスーパーカーがついに日本に上陸した。それに伴い、東京都港区にあるイタリア大使館にて、エクスクルーシブなイベントが開催された。
スペチアーレモデルとして、伝統と革新が合わさったフェラーリの新しいカタチ
フェラーリF80は、最先端の技術とF1のDNAが融合したハイブリッド・スーパーカー。1984年に誕生した「GTO(288GTO)」を筆頭に、「F40」「F50」「エンツォ」「ラ フェラーリ」と、特別な車種のみに呼ばれる“スペチアーレモデル”の最新作だ。
エンジンは、900CVのV6ターボエンジンに、リアとフロントに計3つの電気モーターとEターボを組み合わせたことにより、最高出力が1200CVに到達。最高速度は350km/hに達し、フェラーリ・ロードカーとしては、史上最もパワフルな仕上がりになっている。
ボディーは完全新設計の総カーボン製で、サイズは全長×全幅×全高=4840×2060×1138mm。デザインは、平面的に見える部分が多い印象だ。しかし、フェラーリらしい艶のあるデザインは継承しており、曲面や曲線を巧みに組み合わせることで、美しい曲線美を実現している。これには250km/h時に1000kgというダウンフォースを発生させる優れた空力性能を実現するための意図もある。
さらに、世界初の「2 シーター・モノシーター」コンセプトを導入したことで、これまでにない極限までドライバー志向を極めたコックピットが実現されており、レーシングカーのような座席は、ドライバーをこれまで経験したことのない臨場感を生み出すだろう。
販売台数は799台で、値段は歴代モデルの最高額に
今回、4月4日から鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリを直前に控え、イタリア大使館で開催されたイベントには、スクーデリア・フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールとフェラーリF1ドライバーのシャルル・ルクレール選手が駆けつけた。
F80は歴代のスペチアーレ最多となる799台限定で生産される。基本の車両価格は350万ユーロ(2025年4月3日時点のレートで約5億6350万円)となり、さらにオーナーチョイスの特別装備代が加算される。これまでの歴代スペチアーレモデルの最高額だ。
フェラーリだけではなく、自動車史に刻まれる新たな1ページとも言える究極のスーパーカー。その艶めかしいデザインと力強いエンジン音に、あなたもすっかり虜になるはずだ。
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