伝統に裏打ちされたクラフツマンシップを受け継ぎながら、時代性や“気分”を吸収し、安心と昂揚感を一挙両得。変化とともに進化し続ける、歴史的名作たちの現在形とは。
重たいコートを脱ぎ去る季節がやってきた。今特集では、老舗ブランドの新作や最旬シャツカタログに加え、アウターや小物との合わせなど、さまざまな視点からシャツを紐解く。無限の可能性を秘めるシャツの楽しさを、存分にお届けする。
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王道シャツメーカーの、華麗なる挑戦(ターンブル & アッサー)
1885年に創業し、世界で最も著名なドレスシャツメーカーとして知られるターンブル&アッサー。1974年公開の映画『華麗なるギャツビー』でロバート・レッドフォードが着用したシャツを復刻したこの「The Great Gatsby」は、ブランドを象徴するシャープなレギュラーカラーとは一線を画す、ラウンドカットのクレリックカラーを採用。ジャズ・エイジの夢想家であるギャツビーのキャラクターを見事に表現し、原点回帰の気風高まる現代にフィットする旬な1枚に。¥60,500/ターンブル&アッサー(ヴァルカナイズ・ロンドン TEL:03-5464-5255)
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1980年代の空気感と、リュクスな素材の邂逅(ブルックス ブラザーズ)
トラッドに造詣の深い日本の著名人や文化人とタッグを組み、新たな提唱を行う「ジャパントラッド」コレクション。今季もビームス Fディレクター西口修平氏をゲストエディターに迎え、永遠のアイコンであるポロカラーシャツにはリネンと最高級のブラジル産ブラタクシルクを混紡し、上品な光沢やしなやかさを実感できる進化したオックスフォード生地を採用した。赤タグ6ボタンにゆったりとしたマディソンフィット(現トラディショナルフィット)という、1980年代の仕様も見事に再現している。¥41,800/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-02-1818)
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ミネラルカラーの同系色ポニーに注目(ポロ ラルフ ローレン)/裾出しも美しい、スリット入りのスクエアヘム(シャルべ)
左:ポロ ラルフ ローレンのオックスフォード ボタンダウンシャツといえば、トラッドベースのアメカジを象徴する不滅の金字塔的アイテム。今季誕生した「ミネラルダイ」シリーズは、環境に配慮した鉱物由来の天然染料を使用した製品染めのコレクションだ。味のある独特な色合いで、着込んでいくことで表情の変化を楽しめる。お馴染みのポロ ポニー刺繍がボディと同色というのもさりげなく、スペシャル感たっぷり。シャツ各¥23,100 、Tシャツ¥15,400/ともにポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン TEL:0120-3274-20) 右:世界初のシャツ専業の仕立て屋として、フランス・パリで1838年に創業したシャルベ。そんな名店にユナイテッドアローズが今季オーダーしたのは、フレンチシャツの象徴であるシャルベらしいディテールを活かしながら、サラッとノンシャランに着こなせる1枚。洗いざらしでも気品漂うドレス仕様のボタンダウンは、ボディにもアームホールにもリラックス感のあるゆったりシルエット。春夏らしいコクのある色みもポイントだ。¥108,900/シャルべ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL:050-8893-4217)
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イタリア最高の技術が、温故知新を粋にする(フライ)
マシンメイドの最高峰と謳われるフライが、自社工場にストックされていた「シャツ生地の宝石」とも呼ばれる最高級テキスタイルメーカー、カルロリーバ社のアーカイブ生地から、レトロ感たっぷりなコットンリネンをピックアップ。大定番モデルである、「オックスフォード」を制作した。至高のイタリアメーカー同士の“再会”によって、旧きよき華やかさが宿った傑作シャツが誕生。ネームタグには、創業当時の筆記体ロゴを採用している。シャツ¥94,600/フライ、タイ¥48,400/セブン フォールド(ともにストラスブルゴ カスタマーセンター TEL:0120-383-563)
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