
アメリカで海上に浮かぶUFOが撮影され、SNSで大きな話題を呼んでいる。英デイリースターなど、複数メディアが報じた。
海の上で光る謎の物体
動画は今年3月17日の夜10時ごろ、米フロリダ州デイトナビーチで撮影された。デイトナビーチは北大西洋に面し、近くには空港やレース場もある有名な観光地だ。動画をTikTokに公開したのはcocosongzという女性のアカウントで、普段は自撮り動画などを投稿している。
問題の動画には、真っ暗な夜空に非常に明るい光が一つ、そしてすぐ右側にもう一つ小さめの光が映っている。両方とも球状の発光体に見え、海を照らすほど光が強い。月か星のようにも見えるが、撮影者によるとそれらは月でも太陽でもなく、海から出てきたのだという。動画には混乱する人々の声も記録されており、「オーマイゴッド!」「心臓がドキドキしている」などと叫んでいる。話し声からすると光は他にも夜空を飛んでいるようだが、動画では確認できない。
動画が進むと、小さいの方の光は徐々に弱まり、真ん中の強い光からゆっくりと右の方向へと離れていく。「本物のエイリアンの活動を見ている」という呟きが聞こえ、撮影者たちは息を呑んでその光景を眺めていたようだ。カメラが左側に移動するとそこにも明るい光があり、強い光へと近づいているようにも見える。カメラは再度強い光を中心に捉えて動画は終わる。動画は400万回以上再生され、50万回近いいいねを獲得している。
謎の光の正体は?
この光は一体何なのか? 動画内でも「エイリアン」と何回か言っているように、宇宙人との関連を想起する人はコメント欄にも多い。海から現れ海に消えていくUFO(未確認潜水物体、USOとも呼ばれる)の目撃情報は米軍内からも数多く報告されている。
現実問題として懸念されているのは、ドローンの可能性である。実は昨年末、米国各地の軍事基地近辺などで謎のドローンが何度も目撃されて騒ぎになった。FBIや国土安全保障省が調査に当たったが、「現時点では安全保障上の脅威ではない」、「外国と関連があるという証拠はなかった」と発表している。
英デイリーメールによると、周辺では謎の球体の目撃情報が多発しているという。先の動画とは別の日に、マイアミビーチでも似たような光球が目撃され、こちらもTikTokに動画が投稿されている。なお、フロリダ州や米当局はUAP(未確認空中現象。UFO=エイリアンの印象が強くなりすぎたために新たに作られた単語)の増加を認めていない。
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デイトナビーチで撮影された動画
@cocosongz #thisiswhatisawlastnight #alien #blacktiktok #daytonabeach #2025 #march17 ♬ original sound - CocoSongz
別の日にマイアミビーチで撮影された映像
@djlovelyy What is this ball of light?! 😦#paranormal #alien #miami #viral #governmentsecrets #spanishtiktok ♬ original sound - djlovelyy