1960年代にスイスの名門時計ブランド・ブライトリングが生み出した「トップタイム」は、単なる時計の枠を超え、自分らしさや自由な生き方を象徴するタイムピースとして、多くの人々の腕元を飾ってきた。モータースポーツ愛好家、ファッションアイコン、さらには映画『007 サンダーボール作戦』でジェームズ・ボンドが着用したことでも知られる名作を現代の感性でアップデートしたのが、新作「トップタイム B31」だ。

「トップタイム」と言えばクロノグラフが定番だったが、今作は時刻表示に特化した3針モデルとして再構築された。特徴的なのは、クラシックな38mmサイズのケース。10.3 mmの薄型ケースは手首にしっかりと馴染み、テーパードラグと二段カーブクリスタルによって心地よい装着感を生み出す。デザインはブルー×ホワイト、グリーン×ブラック、ホワイト×スカイブルーの3種類を展開し、鮮やかなオレンジの秒針が全体のアクセントとなる。
視認性にもこだわり、拡大された日付表示窓やコントラストの効いた内周リングは、クロノグラフで用いられていたタキメータースケールの精神を継承しつつ、分と秒の表示を際立たせる。
さらに注目は、ブライトリングが4年かけて開発した新ムーブメント「キャリバーB31」。ブランド初の3針用のマニュファクチュールムーブメントで、28mm×4.8mmというコンパクト設計に、高精度を支えるフリースプラング式テンプと両方向巻き上げ式ローターを備えている。COSC認定クロノメーターとして高い精度を誇り、約78時間のロングパワーリザーブを確保。ジュネーブストライプやペルラージュ装飾が施された美しいムーブメントを、シースルーバックから覗くことができるのも魅力。

ストラップは、レースにインスパイアされたパンチングレザーストラップと、ブランドを象徴する3連ステンレス・スチールブレスレットの2種類が用意され、シーンやスタイルに合わせて選ぶことができる。
「これは時計製造の本質を凝縮したものです」と語るのは、ブライトリングCEO ジョージ・カーン。また、このタイミングでブランドアンバサダーに加わった俳優、オースティン・バトラーは「僕にとってブライトリングは、冒険と可能性の限界への挑戦を象徴するブランドです。 トップタイムは、僕が常に望んできた自由でロックンロールな生き方を見事に表現しています。このスクワッドの一員になれたことにワクワクし光栄に思います」とコメント。映画『エルヴィス』『デューン 2』『ザ・バイクライダーズ』で圧倒的な演技を見せつけた俳優もその志に共感した。
「トップタイム B31」は、計時機能、装着感、デザイン、そのすべてにおいてブランドの哲学が込められた一本だ。


