中国で大人気の火鍋チェーン「海底撈火鍋（ハイディラオ）」が、とんでもない騒動に巻き込まれた。上海にある店舗で、若い男性客がなんと煮えたぎる鍋に放尿するという信じられない動画がSNSで拡散。

これをきっかけに「衛生観念どうなってるの？」「もう二度と行かない」といった批判が殺到し、運営側は謝罪とともに、数千人の客に返金と補償を申し出る異例の展開となった。

火鍋に放尿？炎上不可避な悪ふざけ動画

発端となったのは1月下旬、上海の海底撈・外灘店で撮影された動画。2人組の男性が個室を利用した後、うち1人がテーブルに上がり、鍋に向かって放尿する様子が映し出されていた。まさに「ありえない」映像に、ネットは騒然。動画の拡散とともに、海底撈火の衛生管理や対応姿勢に注目が集まり、世論は一気にヒートアップ。

また、ハイディラオといえば、中国国内外に約1,300店舗を展開し、日本やアメリカ、イギリスにも進出するほどの超人気チェーンでの出来事だっただけに、反響は国内外に広がった。

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お詫び＆返金…事件後のレストランチェーンの対応

この騒ぎを受け、海底撈はSNS上で「非常に申し訳ない」と謝罪。さらに「加害者には法的措置を取った」としつつ、「スタッフが異変に気づけず、衛生管理が行き届いていなかった」と反省のコメントを出した。さらに2月24日から3月8日までに店舗を利用した顧客のうち、約4,100件の注文に関しては「全額返金と、10倍相当の補償」を提供すると発表。

なお、上海警察によると、動画に映っていた17歳の少年2人は「行政拘留」の処分を受けたとのこと。中国では原則として16歳以上が刑事責任を問われるが、重大犯罪については12歳まで引き下げられるケースもある。

ただ、この謝罪、実は一度目の声明が「悪意ある情報拡散者が会社の評判を傷つけた」と、動画拡散した側を批判していたこともあり、「いやいや、まず謝ろうよ」「火に油を注いだだけ」と炎上していた。SNSでは、「もう外食が怖い」「衛生トラブル、これで何回目？」と、不信感が広がっている。ハイディラオがどこまで信頼を取り戻せるか、しばらく注目が集まるだろう。

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@brutamerica One of China’s largest hot pot chains is offering refunds after a shocking video of diners urinating in their broth went viral. #hotpot #Haidilao #viralvideo ♬ original sound - Brut.